歴史を弄ぶ韓国の危険な中国への接近。

 昨日、中国の習主席が韓国を訪れた。それは<朴大統領の就任以来5回目。会談後に発表された共同声明の付属文書によると、両国は、いわゆる従軍慰安婦問題に関する資料の共同研究や相互寄贈で協力することで合意した。
 中国側が働きかけてきた歴史問題での「反日共闘」に朴氏が応じた形だ。中韓両国は今後、慰安婦問題で連携して国際世論に訴え、日本に圧力をかけていくとみられる。朴政権が、同問題を巡る日本との政府間協議で、強気に出る可能性もある。
 韓国政府は当初、中韓首脳会談で歴史問題を扱うことに慎重だったが、安倍政権が「河野談話」検証結果を公表したことに反発し、方針転換した。中国中央テレビによると、習氏は首脳会談で、中国の抗日戦争勝利と朝鮮半島の植民地解放から70年にあたる来年、両国が記念活動を行うよう努力すべきだと述べた>(以上『読売新聞』引用)という。

 歴史に対する科学的な取り組みもなく、ただ単なる統治の道具として適当に捏造するのは中・韓とも同一姿勢だ。それだけは合致するが、中・韓は憎っき敵同士だということを忘れたかのようだ。
 中国は抗日戦争勝利70周年と称しているが、中共政府が日本に勝利したわけではない。当時日本と戦っていた中国政権は国民党だが、国民党も日本に勝利したわけではない。日本が米国を主力とする連合軍に負けただけだ。しかし、そのお蔭で中国を勝手に蚕食していた欧米諸国の勢力を一掃できた功を無視するのは正当な歴史的評価とはいえない。

 韓国は中国の人民解放軍を主力とする北軍と戦った朝鮮動乱の悲惨な歴史を忘却したかのようだ。あれほど日本の併合統治を不名誉と決めつけて『植民地時代』と規定しているが、朝鮮半島が近代化したのはまさしく併合時代の日本の善政によるものだという客観的事実を無視して日本に対して韓国民に無用な敵愾心を煽るなどというのは忘恩の愚行というしかない。そして朝鮮動乱の記憶と歴史的評価も忘却して中国と手を結ぼうとしているのは自国民に対する反逆的行為ですらある。
 読売新聞は報じていないが、習主席は中国が主導する新・アジア基金銀行構想に韓国を引きずり込もうとしている。もちろん現在アジア開発銀行は存在し歴代総裁に多くの日本人が就任している。中国がそのアジア開発銀行の主導権を握れないため、中国が基金の50%以上を出資する新・アジア開発銀行構想に韓国を誘っている。もちろん新・アジア開発銀行には日本や米国は入れない。アジア金融センターを中国主導で作り上げ金融での中国支配をアジア圏で行おうとするものだ。これほど危険なものはないのだが、現在の韓国政府に正常な政策判断ができるのか、捏造した歴史を日本に認識を共有せよと無理難題を押し付ける厚顔無知さから見る限り、中国の金融センターに韓国が自ら取り込まれる危険性を排除できない。そうした場合、日米は韓国を見捨てるしかない。それが中国の狙いなのだが、朴政権に正常な政策判断が望めるのだろうか。

 東アジアの平和にとって中国は危険な存在だ。その傘下に韓国は加わろうとしている。危険な火遊びに朴大統領は韓国民を道連れにしているのだが、そのことに韓国民は気づいていないようだ。依然として捏造された歴史や朝日新聞の発明した『従軍慰安婦』に熱中しているようだ。何という愚かな政府と国民だろうか。


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