海江田訪中を評価する。
海江田氏が訪中している。それに対して読売新聞は中国政府の序列第五位としか面談できなかったとして『海江田訪中当てはずれ』として『存在感示せず』と酷評している。
果たしてそうなのかと中身を見ると、これまでの野党党首と比較して結構やっているのではないかと見直した。第一に尖閣諸島に関して党中央初期の劉氏が「棚上げにしてはどうか」と持ちかけたのに対して「尖閣近海を不穏な状態にしているのは中国側だ」と中国の責任ある対応を求め、劉氏が集団的自衛権の閣議決定に抗議したのに対して「日本の内政である」と一蹴している。
読売新聞は今年五月の超党派の日中友好議員連盟の訪中の際には序列第三位が対応し、社民党訪中団には序列第四位が応じた。海江田氏訪中に対して当初は序列第二位の李首相が面談すると思われていたが第五位の劉氏になったことで海江田氏の扱いが低いと報じている。
しかしそれこそ短絡的な評価ではないだろうか。民主党は尖閣諸島の国有化を打ち出し、尖閣諸島が日本の領土であることを世界に向かって明確に宣言した。その投手に対して「不快の念」を表明しているのではないだろうか。それこそ幼稚すぎて話にならない反応だが。
海江田氏の会談を評価するのは『内政不干渉』の外交姿勢を中国政府の序列第五位の劉氏に対してであっても明確に表明したことだ。これまでは、ともすれば日本の反日マスメディアが中・韓に『告げ口報道』を仕出かして、日本の国内問題を国際問題化してきた経緯がある。同時に野党党首もその反日マスメディアを見習って中・韓へ赴いて日本の国内問題を中・韓政府に『告げ口』してきた悪しき歴史がある。
海江田氏は「そうなんですよ、安倍政権は集団的自衛権を容認して軍国化へと突き進んでいる困った政権ですよ」などといった愚かな相槌を打たなかった。安倍氏の政策に対して賛否は別にして『国政不干渉です』と釘を刺したのは立派だし、竹下政権当時の自民党が訪日した鄧小平の「尖閣問題は棚上げしよう」と唐突に持ち出したことに関して「いや、尖閣諸島には棚上げすべき問題はありません」と即座に応じるべきだった。たとえ鄧小平がカンカンに怒って訪日の日程を取りやめて帰国しようと、当時の竹下政権は直ちに反応すべきだった。曖昧な笑みを浮かべて遣り過ごすべきではなかった。
そうした意味で、海江田氏の方が竹下政権当時の自民党よりも数倍も上だ。読売新聞には海江田氏が党首をつとめる民主党の復活を恐れているのか、それとも海江田氏本人が一日も早く党首から引き摺り下ろされることを願っているのか、いずれにせよ政治的な異臭紛紛たる記事だと思わざるを得ない。
そういえば読売新聞の主筆が特定秘密保護法の会議で『特定秘密保護』の必要性を述べていた。一体いつの時代の新聞社の主筆かと耳を疑った。それとも読売新聞は政府広報誌だと自ら宣言したのだろうか。国民に正確な情報を伝達すべき報道機関として偏向著しいと批判せざるを得ない。
果たしてそうなのかと中身を見ると、これまでの野党党首と比較して結構やっているのではないかと見直した。第一に尖閣諸島に関して党中央初期の劉氏が「棚上げにしてはどうか」と持ちかけたのに対して「尖閣近海を不穏な状態にしているのは中国側だ」と中国の責任ある対応を求め、劉氏が集団的自衛権の閣議決定に抗議したのに対して「日本の内政である」と一蹴している。
読売新聞は今年五月の超党派の日中友好議員連盟の訪中の際には序列第三位が対応し、社民党訪中団には序列第四位が応じた。海江田氏訪中に対して当初は序列第二位の李首相が面談すると思われていたが第五位の劉氏になったことで海江田氏の扱いが低いと報じている。
しかしそれこそ短絡的な評価ではないだろうか。民主党は尖閣諸島の国有化を打ち出し、尖閣諸島が日本の領土であることを世界に向かって明確に宣言した。その投手に対して「不快の念」を表明しているのではないだろうか。それこそ幼稚すぎて話にならない反応だが。
海江田氏の会談を評価するのは『内政不干渉』の外交姿勢を中国政府の序列第五位の劉氏に対してであっても明確に表明したことだ。これまでは、ともすれば日本の反日マスメディアが中・韓に『告げ口報道』を仕出かして、日本の国内問題を国際問題化してきた経緯がある。同時に野党党首もその反日マスメディアを見習って中・韓へ赴いて日本の国内問題を中・韓政府に『告げ口』してきた悪しき歴史がある。
海江田氏は「そうなんですよ、安倍政権は集団的自衛権を容認して軍国化へと突き進んでいる困った政権ですよ」などといった愚かな相槌を打たなかった。安倍氏の政策に対して賛否は別にして『国政不干渉です』と釘を刺したのは立派だし、竹下政権当時の自民党が訪日した鄧小平の「尖閣問題は棚上げしよう」と唐突に持ち出したことに関して「いや、尖閣諸島には棚上げすべき問題はありません」と即座に応じるべきだった。たとえ鄧小平がカンカンに怒って訪日の日程を取りやめて帰国しようと、当時の竹下政権は直ちに反応すべきだった。曖昧な笑みを浮かべて遣り過ごすべきではなかった。
そうした意味で、海江田氏の方が竹下政権当時の自民党よりも数倍も上だ。読売新聞には海江田氏が党首をつとめる民主党の復活を恐れているのか、それとも海江田氏本人が一日も早く党首から引き摺り下ろされることを願っているのか、いずれにせよ政治的な異臭紛紛たる記事だと思わざるを得ない。
そういえば読売新聞の主筆が特定秘密保護法の会議で『特定秘密保護』の必要性を述べていた。一体いつの時代の新聞社の主筆かと耳を疑った。それとも読売新聞は政府広報誌だと自ら宣言したのだろうか。国民に正確な情報を伝達すべき報道機関として偏向著しいと批判せざるを得ない。