中国は日本に「歴史認識」を求めるより、自国内の少数民族に対する「歴史認識」を改めよ。

 このブログに何度も書いてきたことだが、中国の世界遺産「万里の長城」が何処にあるかを確認して頂きたい。黄海の威海衛から北京北方60㌔地点を通って敦煌に到っている。
 いうまでもなく「万里の長城」は漢民族の地に異民族が侵入するのを防ぐために何百年にも亘って営々と建設した「城壁」だ。だから「万里の長城」の外は漢民族の地ではない明確な歴史的証拠だ。

 現在の中国共産党が「中国」としている版図はどうだろうか。かつて満州と呼ばれた東北部・異民族の地まで「中国」としているし、西域の地の新疆ウィグルの地やチベットの地まで「中国」に併呑している。それらは明白な「侵略」ではないだろうか。
 台湾に対しても「一つの中国を認めろ」と、世界に対して要求しているが、中国の漢民族が台湾を併呑し、支配していた「歴史」はない。そのくせ、日本に対しては「歴史認識が、」と戦前・戦中の「捏造した歴史」を日本に強要し、世界に嘘の大宣伝をしている。

 しかし古の諺にあるように「無理が通れば道理が引っ込む」。ウィグルの中心地ウルムチの駅で爆発事件があった。それも中国の習主席がウィグルを訪れているその時にだ。
 中国政府は自爆テロと断定し、犯人二人を特定したと報じているが、果たしてテロだろうか。テロとは法に基づかないで政治指導者を殺害する行為をいう。伊藤博文を安某が殺害したのは間違いなくテロだが、ウィグルの事件はテロではなくレジスタンスというべきではないだろうか。異民族支配に対するウィグル人の独立・自治を取り返すためのレジスタンス運動であり、それは新疆の地がウィグル族の国家として独立を果たすまで継続すると看做すべきではないだろうか。

 膨張主義により国土を異民族の地にまで拡大し、異民族が信仰している宗教を否定し、異民族の文化や言語を抹消しようとする「漢民族化」を民族浄化と称するなど、中共政府の少数民族支配政策は少数民族にとって到底受け容れ難いものだろう。彼らが彼らの郷土の主権を回復し民族国家の樹立を目指すのは至極当然な願望だ。
 レジスタンスをテロと呼び、自分の主権が及んでいた土地や海でない地域まで領有と主権を主張する強欲さを中共政府は真摯に反省すべきだ。そうしない限り、悲惨な事件は中共政権瓦解まで永遠に続くことになる。いや、中共政府瓦解の幕は既に下りているのかも知れない。それに気付いていないのは日本のマスメディアだけなのかも知れない。だから習主席が訪れている時に爆発事件があったのだ。かつての中国の治安と統治では考えられないことだ。


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