老兵は去るべき、という言葉をマスメディアにこそプレゼントしよう。

<細川護煕、小泉純一郎の両元首相が「脱原発」でタッグを組んだ。九州から遙かに離れた東京都の知事選(23日告示、2月9日投開票)とはいえ、今後の原発再稼働に及ぼす影響は相当大きい。今夏まで原発ゼロが続けば、九州にはブラックアウト(大規模停電)の危険が迫り、電気料金再値上げも現実味を帯びる。アベノミクスによる景気回復も腰折れしかねない。両元首相による無責任な「原発ゼロ」発言に九州の政財界から怒りの声が噴き出した>(以上「産経新聞」引用)

 老兵は去るべきと各界で怨嗟の声が起こっているとの報道だが、歓迎の声もあるのではないだろうか。既に現役を退き、だからこそ誰憚ることなく心の叫びを上げられるようになった。むしろ老兵が去るべきはマスメディアではないだろうか。
 読売新聞の老兵は有名だが、テレビに解説役で登場する人たちの多くは記者上がりの老兵のようだ。彼らは出身報道機関の意を挺してテレビ画面でご高説を垂れるように解説しているのだろう。

 しかし老兵は去るべき、とは余りに不遜なモノ言いではないだろうか。現代のイクサは歩兵が衝突する白兵戦ではない。むしろ知力や気力のイクサではないだろうか。
 老兵だからこそ知力に勝り、度量も備わった気力で相手を圧倒できることもある。嘴の黄色いボッと出の政治家とはわけが違う。それよりも権力の中枢に寄り添い、権力を擁護するマスメディアこそ存在意義を喪失した老兵だ。彼らは一線から潔く退いて、権力と何のしがらみもない若い記者たちがペンの権力を存分に行使する方がなんぼうか良いだろう。


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