中国が韓国に『属国化』を提案とは。

 その根拠として<中国・清華大学の閻学通・当代国際関係研究院院長は先月24日、ソウル市内でのセミナーで、「10年後の世界は『米中2極体制』になるだろう。韓国が韓米同盟だけを維持するのは不利だ。中国と同盟関係を樹立するのが、両国いずれにも利益になるだろう」と呼びかけた>(以上『』引用)というのだ。
 しかし中国の大学教授が何を言おうと、思想信条の自由のない国の当局発表となんら変わらないことを承知しておくべきだ。つまり閻学通氏の発言内容は中国政府の願望に過ぎない、ということだ。中国の10年後にそうした希望が持てるのか、様々な汚染が社会問題化し社会インフラコストが上昇することに中国政府が耐えられるのか、甚だ疑問だ。

 むしろ中国は政府がいかに崩壊を阻止しようがバブルは必ず弾ける、と見るべきだ。国民生活は政府でコントロールできる範囲には限界がある。生活できなくなっても、国民が政府の命令に従うとは到底思えない。
 既に北京は人の住める都市空間ではない。やがて上海もそうなるだろう。国家として生活環境悪化を食い止める手立てはない。飲料水に関しては空気とともに深刻な段階に達し、急激に都市化した中国民の生活を貧弱な水資源が支えることは不可能だ。

 かつて三十年近く前に日本の新興宗教団体が中国の黄土地帯の緑化を目指して『葛の種』を大量に採取して中国へ送ったことがある。僅かな水さえあれば荒廃地でも育って様々な植物育成の床を形成することを期待して送付した。
 確かに大量の『葛の種』を中国へ送ったのは間違いないが、それが黄土地帯に蒔かれて芽を出したというニュースを寡聞にして知らない。中国へ送った大量の『葛の種』は黄土地帯に蒔かれることはなく、中国民の腹の中に納まったのだろうか。黄土地帯を緑化して日本の黄砂被害をなくすと同時に、中国にとっても水資源の涵養に資するはずだった国境を越えた高邁な運動もついに実らなかったようだ。

 そうした地道な努力をなぜ中国民はやらないのだろうか。黄土地帯の緑化は是非とも成し遂げなければならないのは中国民ならずとも自明の理のはずだ。しかし中国政府のみならず、中国の篤志家が緑化に取り組んでいるという話を聞かない。
 日本は有難い国土に恵まれ、放置しておくと自然と雑草が生えて緑化する。それのみならず、耕作放棄地にはいつの間にか木が生えて、十年も経つと雑木林になってしまう。迷惑至極だと腹を立てるが、ありがたい国土といえばこれほど有難い国土はない。

 中国と韓国の国際関係の問題は日本にとって関係ないとはいえない。日本の安全のためにも、中国は現在の国境線の内側に封じ込めておかなければならない。しかし韓国はまさか中国の属国化を望んでいはしまい。
 かつて朝貢外交を展開していた李氏朝鮮は信じられないほどの後進国家だった。現在の先進国の仲間入りした韓国が再び後進国へ逆戻りすることに国民の信任が得られるとは思えない。

 チベットや新疆ウィグルの人たちがどのような扱いを受けているか、韓国民は知るべきだ。冗談話にせよ、そうした『属国化』が中国人の口から出て、怒り心頭に達しない韓国民とは一体なんだろうか。独立国家の国民としての矜持や誇りはないのだろうか。
 そういえば彼らは未だに捏造した『従軍慰安婦』自虐歴史観を世界に宣伝して『自虐像』の建立運動を展開している。万が一にも『従軍慰安婦』が真実だったとしたら、当時の朝鮮青年男子は一体何をしていたのだろうか。指を銜えて見ていたというのだろうか、何たる情けない国民だったのだろうか。『従軍慰安婦』は捏造した嘘だから良いようなものの、そうした嘘を世界に宣伝することは朝鮮民族の恥ではないだろうか。


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