いよいよTPP猿芝居の幕が上がるゾ

 難しい局面だ、と甘利担当大臣は顔をしかめて見せるが、オバマ大統領への手土産として安倍氏が最終決断して「エイ、ヤッ」とTPP参加に踏み切るというのが猿芝居の筋書きだ。
 いかにも困難そうに甘利氏は交渉経過を語っているが、そうしたことはこれまでも何度も見てきたことだ。「原子力規制委員会」が活断層か、と大飯原発で再調査した結果は活断層ではなかった。それどころか原発はベースローディングの発電装置だという。なんというバカバカしさだろうか。


 そうしたバカバカしい猿芝居を安倍氏は散々国民に見せてきた。国民の住民税や所得税はこれからも東日本災害の復興資金として増税されるが、法人税の増税や国会議員の2割人件費削減はこの四月で終わるという。
 安倍政権のその場凌ぎの誤魔化しにはウンザリだ。TPPも最終局面まで縺れに縺れた交渉を重ねたが、最終的には国益に鑑みて安倍首相が「参加だ」と英断を下した、という筋書きが出来ているのだろう。

 牛肉生産農家は関税が一ケタ台になると廃業するしかない、と訴えている。何しろ飼料は米国から輸入しているのだから、現地で肥育した牛肉と、国内で最低でも運賃が上乗せされた飼料で肥育させた牛肉とでは勝負にならないという。
 コメも数量の問題ではない。tpp参加というだけで、日本的農政がすべて否定されて、米国流の農政に変貌せざるを得ない。そうしなければisd条項により非関税障壁として提訴され、日本政府は米国のハゲ鷹に莫大な損害賠償金を支払うことになる。

 妥協の関税率が問題ではない。tppに参入することが問題なのだ。問題の本質は米国流の「やり方」で日本国内のすべてが律せられるということだ。
 能天気に関税率の完全撤廃ではなく関税を維持したから影響は最小限に抑えた、と自公政権は自画自賛するだろう。しかしtppという枠組みに参加することが、米国のハゲ鷹にスペードのエースを渡したことになる。「勝負あった」ということになるのだが、反日マスメディアは間違ってもそうした報道も解説もしないのだろう。


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