タブレットは玩具だ。

 PCの時代からタブレットの時代だ、と友人がしつこく言うから10インチタブレットを購入してみた。小半日ばかり弄繰り回してみたが、そうして得た実感は「タブレットは玩具だ」ということのみだ。
 大して便利な機器とも思えないし、文章を書くにはチャチすぎる。第一ドッシリ感がなくて頼りなさげだ。画面を指で弄ぶのは画面が手油で汚れそうで、英語キーボードとマウスを付けた。それなら実質的にノートPCと余り変わらない。

 高価なタイプにはofficeソフトが入っているようだが、購入したアンドロイドOSのモノには入っていなかった。こうしたブログを書くのにも事欠くありさまで、小説を書くなぞとは及びもつかない。
 単にメニュー画面のアプリを弄繰り回して時を潰すだけの玩具だ。PCが事務を画期的に合理化したほどの衝撃はない。今後生活の中に浸透して携帯電話のようにほとんどすべての人が持つようになるとも思えない。

 私は少し草臥れた小型のレッツノートをこれからも暫くは使い、何処へ行くにも鞄に入れて携行するつもりだ。10インチタブレットが14インチPCの代用になるならと思ったが、とてもPCの代わりに文章を書くアイテムになるような代物でないことが判明した。
 かつてワープロが世に出た当時、高価だったにも拘らず即座に購入して歓喜して使ったものだ。個性的な文字しか書けない者にとって、ワープロは文章を文字の個性に惑わされることなく客観的に書ける文明の香りに胸躍ったものだった。そしてPCに代わって打ち出す文字数を気にすることがないばかりか、記憶する容量も全く気にする必要がなくなった。ここ20年のワープロからPC,PCもWin95から98,MEからXPと性能の飛躍に驚いたものだ。

 いよいよXPも後一月足らずで終焉する。しかしWinXP以降はPCの性能はそれほど目を見張るべきものもない。なんとなく意匠を凝らして目先を変えているが、基本的な機能に大きな変化はない。
 それならそれでXPがいつまでも使えるようにすべきと思うが、マイクロソフトにはマイクロソフトの企業戦略があるのだろう。利益を上げるためには古い機器を捨てて、新しい機器を購入してもらわなければならない。それだけのことでもあるまいが、XPはサポートを終了される運命にある。なんとも割り切れないが仕方ないのか、新しく登場したタブレットより遥かにマシなのだが。


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