「弁護士」という、この胡散臭き存在。

 宇都宮都知事候補が日弁連会長だったのは2010年から2011年までだったという。まさしく小沢一郎氏が検察の捏造「陸山会」事件の情報垂れ流しを連日この国のマスメディアが無批判に広報していた真っ最中だったことになる。
 その間、日本の法曹会から検察捜査のあり方とマスメディアの政治家生命を奪いかねない「人格攻撃」に対して一回も意見決議どころか非難声明も出していない。むしろ東京弁護士会がヤメ検・弁護士を第五検審会の補助弁護士に選任する不都合さに抗議すらしていない。

 それで「法の番人」を自称するとは笑わせる。小沢一郎氏が検察という官僚組織に人格を否定され政界から抹殺されようとしていた折に、弁護士団体は結局何も対抗しなかった。報酬を得て委任されなければなにも講じない、というのが弁護士業務だというのなら、法曹界の存在意義とは何だろうか。
 単に裁判手続き上の飾りとして出廷する代理人に過ぎないということなのだろうか。そういえば昨日は全聾の作曲家と称する詐欺師的な人物の弁護士と称する人が「彼は全聾ですか」との記者からの問いに対して、「少なくとも二級の障害者手帳を持っています」と回答していた。

 彼が全聾かどうかはものの一時間も話をすれば解ることだろう。なぜなら35歳から全聾で現在50歳というから、15年間も自分の話し声を聞いていなければ対話の話し方が微妙に健常者のそれとはズレるものだ。
 人は絶えず相手の会話を聞くと同時に自分の話し言葉を聞いてズレを修正している。その能力に長けている若者の言葉が時代の最先端を行くのは当然のことだ。15年間もそうした修正を加えなかった人の話言葉とイントネーションは聾者独特のトーンを帯びる。それすら聞き分けられなかったというのなら、彼の弁護士としての能力は一体何だろうかと疑われても仕方ないだろう。

 都知事候補の宇都宮氏は弱者の味方だと叫んでいるが、少なくとも国家権力に弾圧されている政治家に対しては無関心にして冷淡だったことになる。そして、それは時代が日本をいつか来た道に引きずり込もうとする時、弁護士が依頼を受けた者だけに法手続きを代理人として遂行する裁判機関の一人に堕す危険性を秘めている。
 一人一人はマトモでも全体として何ら機能しないのなら、その全体組織は無意味ということになる。まさしく連合がそうした組織の自家中毒に陥っている。山口県知事選では連合までも総務官僚出身候補を推薦した。なぜなら原発を否定していないからだという。国民のための労働組織でないのは理解するが、事の善し悪しすら峻別できない組織には呆れ返るばかりだ。日弁連もそうした組織の一つなのだろう。


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