舛添氏の都知事就任記者会見時の不用意な発言に彼の資質を疑う。

 関東大震災の混乱に乗じて朝鮮人の大虐殺があったと信じている人がいることにまず驚くと同時に、それを「新型インフルエンザのパンデミックが起こらないように努め、関東大震災時の流言飛語による朝鮮人大虐殺のようなことがあってはならない」と新型インフルエンザ大流行時の社会的混乱を引き起こしてはならないという例え話として「関東大震災の朝鮮人大虐殺」というありもしなかった大嘘を口にする都知事の軽薄さに懸念を覚える。

 関東大震災時に朝鮮人大虐殺などはなかったと改めて書くことによって、日本国民の嘘に騙されやすいお人好しさと、そこに付け込む近隣諸国の悪辣なプロパガンダに備えるように注意を喚起する。
 まず当時の日本国内にいた朝鮮人は総数で約8万人で、だから大虐殺により10万人も朝鮮人が虐殺されたというのは大嘘だと解るだろう。そして関東周辺に限っていえば、東京に約9千人で近県に約3千人いた。合わせて1万2千人だが、大震災直後に警察署などに保護された朝鮮人が6797人いた。つまり最大限殺害されたとしても5千人余りだが、そうすると関東地域に朝鮮人は一人も表を歩いていないことになる。

 震災直後に政治学者・吉野作造氏は2613人の朝鮮人が殺害されたと書き残し、上海に亡命した大韓民国臨時政府の機関誌には6419人と書かれていた。しかしそれが嘘なのは史料から明らかだ。
 ただ、関東大震災直後に朝鮮人による放火や略奪が相次ぎ、当時刊行されていた新愛知新聞や読売新聞などが詳細に報じている。大正12年9月4日の新愛知新聞は不逞朝鮮人1千人と横浜で歩兵一個小隊が戦闘に陥り、歩兵一個小隊が全滅かと報じているほどだ。歩兵一個小隊とは30人から50人ほどだから千人からの暴徒を相手にすれば全滅も止むを得なかっただろう。つまり放火や略奪や大虐殺を働いたのは朝鮮人であり、日本国民が寄ってたかって朝鮮人を殺したわけではない。

 そうした認識もなく、都知事就任記者会見で後々に捏造されたプロパガンダを刷り込まれ、自ら検証することもなくウロ覚えの知識を引き出して例え話に用いるとは何んということだろうか。彼の存在こそが社会的不安を掻き立て、パンデミックを引き起こす元凶ではないかと思えてくる。いやはや飛んでもない人物が都知事になったものだ。彼に投票した有権者諸氏はどのように考えているのだろうか。


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