客観的に日・韓関係の歴史を見られない韓国政府の暴走は日韓関係の未来を更に損ねるだろう。

 日韓併合を「負の歴史」と見なす韓国が日韓併合に反対していた当時の日本政府の重鎮・伊藤博文をハルピン駅頭で銃撃して殺害したテロリストを国家の英雄として崇拝しているのには驚くしかない。伊藤博文は1909年の十月に襲撃されたが、日韓併合は伊藤博文が死去した翌年1910年のことだ。
 それにも拘らず、韓国の朴大統領は中国訪問の際にテロリストの顕彰碑をハルピン駅頭に建立して欲しいと中国に要望していた。それが産経新聞によると<初代首相で初代韓国統監を務めた伊藤博文を中国・ハルビンで暗殺した安重根をたたえる石碑の建立計画が韓国と中国の間で進められている>(以上引用)というのだ。そのことに関して菅官房長官は「わが国は、安重根は犯罪者であると韓国政府にこれまでも伝えてきた。そうした中でこのような動きがあるのは日韓関係のためにはならないのではないか」と述べた。

 反日国家中・韓の連係プレーによるテロリスト賛歌という愚行を行うつもりのようだ。しかも韓国は反日政策の中で「日韓併合」は日帝の侵略行為に過ぎないと批判しているわけだが、伊藤博文は朝鮮半島を併合しては社会インフラ整備の遅れている半島へ日本国内から莫大な投資が必要となり、「富国強兵」を推し進めている日本の益にはならないと主張していた。
 しかし軍部は半島に触手を伸ばし続ける清国とロシアに対抗するためには半島を政治的に直接支配するしかないと判断していた。何よりも伊藤博文は半島の独立を願い、借りが日本の全権として臨んだ日清戦争の講和会議により締結された下関条約の第一条で伊藤博文の手により「半島の独立」を謳っていた。

 韓国政府は伊藤博文が朝鮮総督としてどのような業績を残しているか、大量に残っている史料を調査・検証しなければならない。その上で日本政府に「歴史認識」を問うのでなければ、韓国の創作ファンタジーを「歴史」として日本に「認識」せよという子供じみた行為を永遠に続けるしかないだろう。
 テロリストをテロリストとして断罪しないで英雄として祭り上げる韓国の認識は到底日本では認められないし、共有することなど飛んでもないことだ。一体いつまで韓国政府は自国の恥を世界に晒し続ければ気が済むのだろうか。


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