「消費税は社会保障を支える基幹税」(公明党幹部の発言)は飛んでもないことだ。

 消費税ほど社会保障の精神にそぐわない税も珍しい。なぜなら消費税は生活する上で必要なあらゆる消費に税を課すからだ。貧困層の人たちも過重な税を課され、生存権そのものを脅かされている。
 その貧困層に厳しい税が社会保障の「基幹税」とは公明党の議員は頭がおかしいといわざるを得ない。そもそも社会保障とは富の再配分であって、「負担は応能で、支給は一律」というのが大原則だ。介護保険や医療保険はまさしくそのようになっているが、年金だけは社会保障の理念と大きく異なる。

 まずは社会保障とはいかなるものかを国会議員諸氏は勉強して頂きたい。そもそも19世紀の英国で何があったかを学ぶべきだ。そして日本のすべての消費に課税する消費税がいかに過重なものかを知るべきだろう。


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