日韓外相会談は必要なのか。
本日(6/30)からブルネイで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合に合わせ、岸田文雄、尹炳世両外相の会談を行うと正式発表した。朴大統領になってから最初で、前李大統領の竹島上陸で冷え切った日韓関係により外相会談は長く絶え9ヶ月ぶりだという。
しかし韓国の反日政策は相変わらずで、朴大統領は根拠を示さずただ闇雲に「日本は従軍慰安婦に対して謝罪しろ」とか、「日本の植民地支配を1000年恨む」だとか、とてもマトモな国の大統領の発言とは思えない、チンピラような理不尽な言い掛かりをつけて来た。
中国の習主席も安倍首相が一昨日のネット党首会談で明らかにした話では、日本が日中首脳会談開催を求めたところ「尖閣諸島で譲歩し、共同開発を提案するなら会談に応じよう」と条件を付けて来たという。盗人猛々しいとはまさしくこのことだ。
そのような条件を呑んでまで日中首脳会談をする必要性は日本にない。中国がどこまでも尖閣諸島に触手を伸ばして日本と事を構えようとするなら、日中首脳会談を持たなくても日本に何ら不利益はない。むしろ日本の方に中国に対して「切るべき外交カード」を持っている。
その世界で反日政策を執り続けている中・韓両国首脳が北京で会談して暗に日本を「歴史を直視しない国」として批判した。一体「歴史を捏造」しているのは日本なのか、それとも中・韓なのか史実に基づいて検証すれば明らかだ。ただ中・韓両国とも「嘘も百回附けば本当になる」というゲッペルスの言葉を実行しているに過ぎない。
それに対して、日本は中・韓以上に世界に真実の歴史を宣伝する経費を掛けて、恥知らずにも中・韓が世界に宣伝している「捏造した歴史」をただすべく宣伝活動を展開しなければならない。それも「情報戦」という国家と国民の名誉を賭けた一つの戦争なのだ。
韓国外相との会談に対して、いかなる条件や前提があってはならない。日本は毅然として捏造した韓国が主張する歴史に対して訂正すべく抗議すべきだ。そして従軍慰安婦は存在しなかったし、戦前補償はすべて日韓基本条約で解決済みだとして半歩たりとも譲歩してはならない。
日韓の間に存在する懸案事項は韓国が不法占拠している竹島から韓国が撤退することだ。それ以外に何ら解決すべき問題は存在しない。むしろ謝罪すべきは捏造されデッチ上げられた従軍慰安婦問題を世界に宣伝していることに対する韓国の「謝罪」と、韓国の日本大使館前の舗道に設置された「従軍慰安婦像」なるものの撤去を求めるだけだ。
日本がいわれなき侮辱を我慢しなければならない理由は何処にもない。反対に日本の韓国大使館の前に伊藤博文氏を暗殺した「醜いテロリスト像」を設置したら、それが真実だとしても、韓国民はどのように受け止めるだろうか。
国家関係には一定の節度ある態度が求められるものだ。節度ある国際関係を逸脱して、捏造したプロパガンダを大宣伝してやりたい放題にやって、友好関係も何もあったものではない。反省すべきは韓国政府であり、節度ある行動をとるべきは韓国大統領だ。日本国民の一人として彼女が大統領としてある限り、韓国政府といかなる交渉も無意味だと思わざるを得ない。
日韓外相会議もほどほどにしておくべきだ。経済的に行き詰まり国家破綻の危機にある韓国は中国を頼った。そんな国に日本がどのような未来志向の友好的な提案が出来るだろうか。捏造した歴史とありもしなかった「従軍慰安婦」の大嘘の大宣伝に対して韓国から謝罪がない限り、日本はいかなる交渉のテーブルについてはならない。これまで韓国に対して日本がなしてきた援助や支援は一体何だったのか、それらが日韓友好関係の礎にならなかったというのなら、日本に残された唯一の選択肢は韓国と一切の関係を断つことしかないだろう。