いよいよ崩壊が始まるのか。
中国の翌日ものレポ金利が10年ぶりの高水準になり一時25%で取引され(銀行間超短期取引オーバーナイトは一時30%に達した。これは取り付け騒ぎが起こっていることを示す)、現在は13.75%で取引されているという。つい先日中央政府で制御不可能な地方の隠れ債務29兆元(464兆円)あることが判明したばかりだが、それに対して中銀が援助の手を差し伸べていないことが判明したといえる状況だ。
日本のバブルが弾けた当時の銀行が抱えていた不良債権は150兆円で、現在の中国が抱えている不良債権の大きさの想像がつくだろう。それに金利上昇が伴えば、中国政府は手を上げるしかないだろう。
そうするとどういうことになるのか。中国は抱えている米国債券を売りに出して市中流通元貨幣量の軽減に動くだろう。それはたちまち米国債の暴落とドル安方向に作用し、当然円高に作用するだろう。
それよりも中国経済は混乱に陥り、銀行取引制限もしくは窓口封鎖が起こるかもしれない。この時期にも中国国内に残っている日本企業はすべてを放棄せざるを得ない事態に直面するだろう。
この事態に到っても日本の反日マスメディアは中国の危機的な経済事情をニュースで流していない。それよりもシンボウとか称するキャスターが太平洋横断ヨット旅行に出発して4日目に遭難したというニュースを繰り返し報道している。なんというバランス感覚だろうか。詳しいニュースを求めてネットの中を彷徨うしかないようだ。