細野氏(民主党幹事長)がネット番組で「自民党の支持が70%を超えて、民主党が一ケタなのか意味が解らな

  細野民主党幹事長がネット番組に出演して「自民党の支持率が70%を超えているのに、民主党の支持率が一ケタ前半とは意味が解らない」とブチ切れたという。なぜ当たり前のことが理解できないのか、元民主党支持者としてはこっちの方がブチ切れたいぐらいだ。


 民主党が国民から圧倒的な支持を得たのは2009マニフェスト選挙でのことだ。その政権交代で本来なら小沢一郎氏が首相になるはずだった。しかし検察とマスメディアによる執拗な「陸山会」事件を梃子とした人格攻撃により代表を退いていた。次善の策として鳩山氏が首相となり、副総理格で小沢氏が入閣して「政治主導の政治」を主導するはずだった。


 


 しかし現実は政府とは切り離され小沢氏は党幹事長として党務に釘づけにされた。それを策したのは岡田氏や前原氏だといわれている。


 鳩山氏が普天間基地移設で「最低でも県外」発言によりマスメディアの集中砲火を浴びいている最中、岡田氏や前原氏たちは高みの見物と洒落込み、鳩山氏を支援しようとはしなかった。


 


 細野氏は民主党政権下でどういう経歴を積んで来ただろうか。彼は2009マニフェストを堅持する派だったか、それとも2009マニフェストを反故にする派だったか。


 菅・野田と鳩山政権の後を継いだ民主党政権は2009マニフェストを反故にする派の集団となった。国民が支持した2009マニフェストの政治理念に命を懸ける政治家たちではなく、官僚たちによる主導政治を受け入れた政治家集団による似非・民主党政権だった。


 


 細野氏はなぜ民主党に支持が戻らないのか「解らない」と絶叫する暇があったら、民主党支持から離れた多くの元支持者たちの意見を聴いて全国を行脚すべきだった。細野氏は僥倖にも再選できたが、民主党の不誠実な政策転換により落選の悲哀を味わった多くの政治家たちの選挙区を廻って、支持を失った原因を丁寧に聞いて歩くべきだった。


 ネットの生番組でブチ切れていては民主党の復活はありえない。政治家に投票するのは国民・有権者であって、官僚やマスメディアではない。それなのに官僚やマスメディアの意見だけに耳を傾けて、国民の声を聴こうとしていない。このままでは参議院選挙も民主党は地滑り的な敗北に終わるだろう。そのうち解党せざるをえなくなるのは火を見るよりも明らかだ。


 


 一度は小沢氏を師と仰いだのなら、細野氏は極秘にでも小沢氏と面会して、今後の指針を仰ぐべきだ。そうでないと細野氏は時の権力者にすり寄るだけの愚かなタレント政治家と変わらないと国民は見てしまうだろう。そうすれば若いあなたの長い政治家人生は先細りになってしまうのは避けられない。ブチ切れる先は自分自身の見識のなさだと気づくべきだ。



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