大阪市議会公明党も橋下氏問責に賛成とは。

 ここまで腐っている政党だとは思わなかった。公明党のことだ。いや少なくとも大阪市議団の公明党だ。橋下氏の問責決議案に賛成で、もしかすると橋下氏の問責が可決するかも知れないと、今度は橋下氏側が「問責決議が通れば辞任して大阪市民の信を問う」と息巻いているようだ。


 それでは困ると、大阪市議会が混乱しているという。何という事態だろうか。水道局の府市統合案が棚上げになっているどころの騒ぎではない。市政の停滞をよそに、市長と市議たちは一体何をやっているのだろうか。


 


 公明党は大阪選挙区で先の総選挙で早々と維新の会と選挙協力を行った。その結果大量の当選者を出した、いわば維新の会は盟友ではなかったのか。それを慰安婦問題で橋下氏が足もつれすると忽ち掌返しとは、宗教政党が聞いて呆れる。


 そもそも橋下氏は戦勝国史観によって日本が不当に貶められている戦後体制の一端に針の穴ほどの穴を開けようと頑張った唯一の政治家だ。そして反日マスメディアによって外国記者クラブで集中砲火を浴びながらも良く耐えた。当然、米国の反発を買って訪米は取り消しとなった。


 


 米国にとって日本の真っ当な「歴史認識」が政治家の口から語られるのは最も嫌なことだろう。今はまだ朝日新聞が捏造本を拡散して日韓問題化した「従軍慰安婦」に留まっているが、これを突破口として日本軍のアジアでの戦いが「植民地解放戦争」だったと暴露されることを何よりも恐れているだろう。


 最終的な戦争終結に導いた原爆投下はどのような理由づけや正当化がなされようと、明快なジュネーブ条約違反だ。非人道的な兵器の使用は米国がいかに高く人権擁護を掲げようと、歴史に落とした大きな汚点は決して消えない。そこに到る歴史の再評価がなされるなら、米国の威信は大きく揺ぐだろう。


 


 戦勝国による極めて身勝手にして自己都合の戦後世界秩序が作られて来た。そのことの反省のないままに、独・伊を除く欧米諸国と中国は大きな顔をして世界分け取りの盗賊のような世界支配を国連というフィルターで誤魔化してやって来た。


 真に民主的な国連の運営というのなら、なぜ世界各国が平等にして一律な権利を付与されていないのだろうか。5ヶ国の常任理事国が仕切る国連は果たして世界の総意を代表しているだろうか。世界平和維持に役立っているだろうか。


 そうした戦後世界秩序のあり方の原点へ遡及する問い掛けを橋下氏の主張は内蔵している。戦後レジュームからの脱却とは5ヶ国の常任理事国による国連の運営形態を改編する事から始まる。もちろん米国をはじめどの理事国にも改編へ踏み出す勇気はない。なぜなら戦勝国クラブの国連であり続ける方が2百近い国々の利害を自国の国益に引き込むのに有利だからだ。


 


 そうした読みもなく、公明党が水に落ちた橋下氏を叩こうというのは仏の教えにも反するだろう。いやそもそも仏教徒が生臭い政治の世界に徒党を組んで首を突っ込んで良かった例が歴史上にあっただろうか。仏の教えをもう一度読み返してはいかがだろうか。



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