米国までも中・韓に与するのか。

  靖国神社で米国のWSジャーナルが日本政府はいたずらに中・韓と問題を起こすべきではない、と安倍政権の閣僚が靖国神社を参拝したことを批判したようだ。一体なぜ米国が中・韓と一緒になって日本の慣習に踏み込んで批判しなければならないのだろうか。


 かつて、日本が米国と戦端を開いた折に、米国は極東の小さな島国をとことん舐めていたようだ。だからこそ後にマッカーサーが1956年の米国議会公聴会で「私が日本の立場でもあそこまで経済封鎖されたなら開戦を決意しただろう」と言わしめるほど徹底した原油や鉄鉱石などの日本への輸入禁止の経済封鎖を批判した。


 しかし米国はオランダや英国などと組んで日本を徹底して締め上げた。そして日本は無謀な世界大戦への火蓋を切らされた。だが、それは米国を震撼させるものだった。日本が想像以上に強いとは思っていなかったのだ。


 


 終戦後、米国は徹底して日本の無力化に全神経を注いだ。再び二度と頭を擡げないように憲法にも日本無力化の仕組みを持ち込み、サンフランシスコ条約締結後にも日本国内の主要個所に軍事基地を確保して居座り続け、日本を実質的に支配し続けようとした。


 だから反米的な、もしくは米国と距離を置きそうな政権が出現するとあらゆる親米的な勢力を使って全力で潰してきた。その一人が田中角栄氏であり、その一人が小沢一郎氏だ。そして、安倍政権が中・韓と対峙してでも日本国民の誇りを取り戻そうと試みていることに強烈な恐怖を覚えているようだ。


 


 米国にとって望ましい日本は米国の核の傘に寄りかかり、いつでも現金を引き出せる現金自動引出し機であり続けることだ。だから日本政府が少しでも自立的な振る舞いをすればカチンと来るのだ。


 WSジャーナルなどの米国紙は米国政府の意見を代弁している。日本の閣僚が靖国神社を参拝することのどこが「右傾化」なのだろうか。日本国憲法を改正して自衛隊を「防衛軍」と呼び変えることのどこが軍国主義なのだろうか。実態は何も変わらず軍備や装備はそのままなのに、どこが右傾化なのだろうか。そもそも日本の自衛隊にせっせと異常に高額な兵器を売りつけて来たのはどこの国だろうか。


 


 あまり自分勝手な矛盾した論理を日本に押し付けないことだ。すでに普天間基地移設問題で日本国民の怒りは沸点に近付いている。いかに日本の隷米マスメディアを動員して辺野古沖移設の既成事実化を図ろうと、日本国首相が日本国内の米軍基地の移設に無力なのは独立国家の主権のありようとして飛んでもない事態だ、と気付き始めている。


 さらに中・韓、北朝鮮の反日勢力を煽って日本を萎縮させようとするのは却って日本国民の米国離れを促進することに他ならない、と米国は知らなければならない。米国はいつまで日本国民を12歳の小僧扱いするつもりだろうか。米国の露骨な日本支配の仕組みはパレパレになり、自由なネットの普及により日本国民は誰でもそうした考えに触れることが出来るようになっている。


 


 鳩山氏が「最低でも県外」と発言したのは誤りではなかった。それをぶっ潰したのは誰で、その背後にどんな勢力がいたのか、日本国民は知り始めている。いかに隷米マスメディアを使って日本国民を洗脳しようと、日本国首相が主権の及ぶ日本国内の米軍基地一つとして動かせない、としたら日本はマトモな独立国ではないと国民が日本国の実態に気付いたとしても当たり前ではないだろうか。


 GHQのマッカーサーのように、あまりいつまでも日本国民を12歳の小僧扱いしないことだ。進駐軍が支配する日本ではないし、日本国民の努力により日本は自立して世界の一員として支払うべき対価を十二分に負担している。一人前の独立国と独立国民を馬鹿にし続けていると結果としてどのような事態になるか、米国は散々学習しているのではないだろうか。再び日本で学習したいのなら別だが、そうでなければ日本を対等なパートナーとみなして態度を改めるべきだ。



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