中国は侵略国家だ。

  中国外務省が尖閣諸島に関して中国主権の及ぶ「核心的利益」で、決して譲れない問題だと規定した。これまで中国が「関心的利益」だと呼んだのはチベットや台湾に関してだった。


 つまり中国は自ら主権も領有権も尖閣諸島には及んでいないことを認めたに等しい。チベットはいうまでもなく1948年の中共政府成立後の1951年に「人民解放軍」を派遣して侵略し、チベット自治区として現在も中共政府が支配している。その折にダライ・ラマは亡命し、チベットの独立を今も求め続けている。


 


 台湾はいうまでもなく、1948年に中共政府に敗れた国民党政府が中国大陸から追い出された地だ。主権国家の要件が徴税と軍事力と関税自主権とするなら、台湾は間違いなく独立国家だ。


 すなわち国際法的にみるなら中国が侵略した、もしくは侵略を試みようとしている土地に対して使用する言葉が「核心的利益」だ。これほどあからさまな侵略国家が大きな顔をして国連常任理事国であるのが問題ではないだろうか。


 


 中共政府に国連常任理事国の資格があるのか、国連は今一度検証すべきだ。同じくロシアも国連常任理事国として大きな顔をしているが、そもそも国連に加盟していたのはソ連であって、モスクワ政府が周辺諸国を侵略して形成した国家だった。


 ソ連は解体して主要なモスクワ政府がロシアとして存在しているに過ぎない。そのロシアに国連常任理事国として世界の主要国家の地位を占める資格があるのだろうか。もちろん日本も北方四島をロシアに侵略されている被害国だ。


 


 世界は米国流のプラグマティズムに毒されている。軍事力さえあれば何をやっても許されるし、自分たちの利益を追求することは悪いことではない、とする風潮に毒されている。5ヶ国の常任理事国で過去や現在で侵略国家でなかった、もしくは侵略国家でない国があるだろうか。


 世界の盗賊の頭目がたむろしているのが国連だといっても良い。国連主義という言葉も怪しいものだ。そろそろ第二次世界大戦で戦勝国だったというだけ(中共政府は戦勝国ではない。第二次世界大戦中は日本軍と直接戦闘から逃げ回り、国民党政府をけしかけて日本軍と戦わせていただけだ)で現在の世界の安全保障を議論する常任理事国だという枠組みは撤廃して、新しい民主的な機構を作る必要があるのではないだろうか。


 


 その場合は世界諸国から核兵器を取り上げ、国連軍を最強の軍にしておく必要がある。中国などのような侵略国家の存在を許してはならない。もちろんロシアも侵略国家の残滓で、今なお侵略して国土を広げようとする野心を抱いている。


 しかし、新しい世界秩序の構築が夢物語で非現実的だとしたら、現実的な話をせざるをえない。日本は現実的に侵略国家に取り囲まれた国際環境の中でどうすべきかを真剣に考えなければならない。それが憲法のありかたを考える契機になるのではないだろうか。


 


 日本は最低限、米軍の力を借りなくても自国の領土を守るべく防衛力を増強しなければならない。中国が軍事力を増強するなら日本も負けずに増強して対処しなければならない。


 しかも中国と韓国は国民に「反日教育」を施している。世界で最も警戒すべき二ヶ国は中国と韓国だ。決して油断してはならないし、真の友好関係は「反日教育」を放棄しない限り促進することは不可能だと認識しなければならない。



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