河野洋平氏がどんな資格で中国を訪れて習主席と面会を求めているのか。

  村山富一首相当時の自民党総裁だった河野洋平氏は韓国政府への村山自虐「謝罪」を容認し、日韓関係を基礎から壊した張本人だ。社会党(当時)委員長だった村山富一氏が自虐的に「謝罪」談話を発表しようと、連立を組む自民党総裁が否定していれば何でもなかった。なにしろ村山富一氏の前任委員長だった当時の衆議院議長土井たかこ氏は北朝鮮政府と親しく「日本国民を北朝鮮が拉致した事実はない」と主張していた政党だ。


 日本は自由な国だから根拠もなく国際的な事実関係に関連する発言をしても国家によって処罰されない。それが公党の委員長であれ日本を代表する日刊全国紙の「朝日新聞」であろうと何であろうと、好き勝手な主張や報道をしてテンとして恥じない。しかし政府要人たる首相や官房長官が誤った発言をしては大きく国益を棄損する。事実、村山談話とその追従者河野洋平氏の発言によって日韓関係は著しく捻じ曲げられてしまった。その損失たるや金銭では購えない日本国民の名誉にかかわる問題ですらある。


 


 その河野洋平氏が誰によって担がれたのか日本貿易促進協会の会長として経済人約70人で中国を訪れるという。そして習主席と面会して尖閣問題等で冷え切った日中関係を改善するつもりだという。


 河野洋平氏には「頼むから余計なことはするな」と助言したい。尖閣諸島の関係で冷え込んだのではなく、冷え込まさせたのは中国の策略だ。そうすれば日本の貿易相手国第一位の中国と関係改善しなければ日本経済が立ち行かなくなると踏んで、中国国内で国民が反日行動に出れば日本は即座に白旗を掲げて泣きついて来ると思っていたのだ。


 


 しかし事実は中国首脳のシナリオとは異なった。困ったのは中国の方だった。なぜなら中国の経済は張り子のトラで、日本などから大量に輸入する精密部品を安い労賃で組み立てて輸出するアダ花のような経済構造でしかなかった。なにしろ中国企業の技術開発や新製品開発費に投じる投資額はなきがごときで、海外の既製品のコピーを懸命にやって稼いでいたに過ぎない。


 だから反日暴動に懲りた日本の投資家が中国から投資を引き上げ始め、進出していた企業が転出をはかりだすと、中国政府は大慌てに慌てている。


 


 そこへノコノコと経済界の紐のような河野洋平氏が出掛けて、一体何を仕出かそうというのだろうか。どんな肩書で習主席に面会を求めているのだろうか。


 既に過去の人で議員バッジすらない河野氏に中国政府はそう簡単に習主席との面会を承諾しないようだが、最後までそうであって欲しい。河野氏は一体何を口走るか解ったものではないし、経済界でも工場を中国へ移転させて儲けをたくらんだ「焼畑式経営」たちに国民は何も望んでいない。そうした企業がたとえ儲けても、日本の国民経済には何の影響もないばかりか、国内に中国の工場から失業を輸入しているに過ぎないのだ。反日暴動の焼打ちにあって破壊されようが、バブル崩壊で自暴自棄に陥った政府が日系企業の接収令を発しようと、日本国民にとっていささかな痛痒もない。焼畑式経営者は河野氏ともどもフンドシ一つで南アジアへでも転出すれば良いだろう。



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