大学受験資格にTOEFL取得を要件にするとは。
碌に日本語さえ話せない青年が多いのに、大学受験資格にTOEFL取得を義務付けるとは狂気の沙汰だ。そこまで英語力が日本国民に必要なのだろうか。
研究者で英語を話せない人は珍しくない。特に理系の研究者が英語に堪能でなくて、どれほど支障があるというのだろうか。
大学の研究者が海外の文献に触れるのは日常茶飯事だろうが、別に堪能である必要はない。翻訳された文献を見ればよいし、それでは時系列に遅れるというのなら現代は便利な翻訳機もある。
だいたいが欧米中心の研究学会では判断を誤ることもないとはいえない。なぜなら彼らは研究費を助成してもらう形で何らかの勢力の影響下にあるからだ。
なぜ太陽光発電がそれほど普及しないのか。太陽光発電装置の電気エネルギー変換効率の悪さもあるかもしれないが、大きな原因は研究に投下される資金の少なさにあるのではないだろうか。
現代世界のエネルギーの大半を賄っているのは原油だ。だから原油メジャーや産油国にとってエネルギー革命が起こってはならないし、彼らにとって他のエネルギー開発をするのは不都合だ。
現在でも私は水素エンジンが未来の自動車のあり方だという考えは変わらない。水素は中学生の理科で習う簡単な水の電気分解で作られることは知られている。大掛かりな装置や特殊なメタルなども必要ない。
だから太陽光発電で昼中に大量に発電される電気で水を電気分解すれば良い。水素に電気を変換すれば良いのであって、なにも七面倒なバッテリーを開発する必要はない。
水素は扱い辛い代物かというとそうでもない。確かに水素原子が小さいため普通の鉄のタンクなら抜けてしまうが、現在ではナノ技術により繊維に吸着して水素を蓄えるタンクが発明されている。
次に爆発しやすいのではないかという杞憂があるが、水素そのものは爆発しない。酸素と2:1に混合した場合に雷鳴気となって爆発する。しかも日本にはマツダのロータリーエンジンがある。すぐにでも実現可能な水素自動車だが、それを阻止する巨大な勢力が存在している。
電気自動車を未来の乗り物だと、この国マスメディアが煽っているのをご存じだろう。電気にも強大な応援団がいる。電力各社だ。彼らはすべてのガソリンエンジンを電気自動車に置き換えたらどれほどの発電所が必要になるか承知の上で電気自動車を未来の乗り物だと煽り記事を書いているのだ。
騙されてはならない。劣化したリチウムイオン電池を再生するのにどれほどのエネルギーが必要かをネットで調べると良い。決してクリーンな乗り物とはいえないだろう。
公平無私に判断するなら水素エンジンこそが未来の乗り物だ。その水素は太陽光発電による水の電気分解で手に入れれば良い。もしくはメタンハイドレード掘削によりメタンを酸素と炭素と水素に分解して利用する方法もあるだろう。
太陽光発電という再生エネを利用して水素は簡単に作られる。そうすれば昼間しか発電できない非効率なエネルギーである、との批判を太陽光発電は撥ね退けることになる。しかしバッテリー産業や電力産業や石油産業に巣食っているフィクサーたちが黙っていないだろうが、水が高きから低きへと流れるように、自動車の駆動力は水素エンジン、それもロータリーエンジンに集約されるだろう。そう遠くない時期に、必ず。
大学受験資格にTOEFLを課すなどというバカげたことをするよりも、日本国民ならまずはまともな日本語の読み書きをしっかりと習得させるべきだ。