異口同音に安倍政権をヨイショする薄汚い連中。

  なぜ彼らを「薄汚い連中」と規定するのか。理由は簡単だ。小沢氏の「陸山会事件」が国策捜査だと解り切っていたにも拘らず、特定の勢力の広報機関よろしく「政治とカネ」キャンペーンに参加して、現在も反省の弁の一つとしてなく、恬として恥じずにテレビに出演して大きな顔をしているからだ。


 この土日のテレビ報道番組の出演者欄を見るとズラリと顔を揃えている。少しでも小沢氏の「陸山会事件」でまともな発言をしたまともなジャーナリストは画面から消えている。


 


 筆頭格が後藤某や岸井某や辛坊某等の新聞社やテレビ子飼いの記者上がりたちだ。どのような立場で時事問題の解説をしているのか疑わしい。いまは異口同音に「アベノミクス」持ち上げに狂奔している。


 制作する側のテレビ局も花見現場や夜のネオン街銀座の高級クラブを写したり、高級マンションを買いに来たチャイナマネーの投資家を写したりと、景気が高揚しているとの世論操作に余念がない。


 


 現在のアベノミクスは金融緩和のミニバブルに過ぎない。それが世界金融の流れに乗って偶々株価が上がり円安へと相場が振れているに過ぎない。株を買っているのは株安感に目を付けた外人投資家たち、いわゆるハゲ鷹ファンドが買い増しているだけだ。何も会社の収益改善による株式配当などによる株高が起こっているのではない。彼らはいつでも絶好の時点で「利益確保」に売り抜く。


 実体経済として景気が上昇するには経済成長が根底になければならない。この国のモノ造りは海外移転するのが上等な経営者だというマスメディアによる宣伝とユニクロなどの成功事例をひけらかす戦略に乗せられて国内製造基盤を脆弱化させてしまった。


 


 世田谷の一等地に100億円の豪邸を建てるだけが成功の人生ではない。それはまさしく貧困の裏返しに過ぎず、足るを知る誠実な人生観とは無縁なものだ。


 芸能人の豪邸めぐりという劣悪なテレビ番組があるのに驚いたが、所詮テレビ制作者の関心事はその程度のものなのだろう。物欲を満たすことが人生の優劣のすべてだと教え込むことがそんなに必要だろうか。


 


 人生において何が正しく、何が正しくないかの判断基準をキッチリと把握させ、いかなる事態に遭遇しようと揺るぎなく堅持することこそが必要ではないだろうか。そうした面では米国民の中に判断基準に揺るぎのない人たちがいることに微かな希望を見出す。


 ハリウッド映画「フェア・ゲーム」に描かれている内容には安堵を覚える。それはイラク侵攻したブッシュがいかにイカサマ師だったかを暴くものだ。日本でも当時の首相は自衛隊派遣に関して非戦闘地域でなければならないというのに、国会で派遣されるサマワが非戦闘地域かと問われ、「私が知るわけがない、自衛隊がいるところが非戦闘地域だ」と馬鹿げた答弁をしたが、米国の意のままにしか報道しないこの国のマスメディアは一切批判しなかった。日本版の「フェア・ゲーム」を制作する映画監督が出て、小沢氏の」陸山会事件」を指弾するのはいつの日だろうか。


 


 この国は危険なところにいる。その危険な事態を避けるべく最も警鐘を鳴らすべきマスメディアが危険な道を歩めと囃したてているのだからどうしようもない。


 安倍政権は極めて明確に隷米姿勢を打ち出し、国民と国民の財産をすべて米国の一部企業と投資家たちに委ねようとしている。TPPの問題だ。


 普天間基地の移設に関してもこの国のマスメディアは辺野古沖を否定した鳩山氏を米国のマスメディアと一緒になって「ルーピー」だと評した。しかし鳩山氏は「間抜け」ではなかった。最低でも遣外こそが当時からも、そしてこれからも沖縄の声なのだ。異口同音に鳩山氏を貶めたのも、小沢氏を「政治とカネ」プロパガンダで人格破壊工作した連中と完全にダブる。彼らこそ弾劾されるべきこの国のマスメディアの屑たちだ。



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