未来の党代表に「公党の代表」という認識が欠けただけだ。

  嘉田氏の一連の発言を見ていくと、嘉田氏は「公党の代表」としての自覚に欠けると思わざるを得ない場面が多々ある。政治家・小沢氏を彼が「一国会議員として協力するから党代表になってほしい」と申し出があったからといって、「小沢氏は陰に引っ込んでいろ」と言うのは余りに大人気ない。そして小沢氏にダーティイメージがあるかのごとく言辞を弄すに到っては、嘉田氏の社会常識を疑わざるを得ない。


 


 小沢氏にダーティイメージがあるとしたら、それは3年有余に亘って検察とマスメディアによる「陸山会」捏造事件による「政治とカネ」なるプロパガンダにより貶められ続けたからに他ならない。その件は「無罪確定」によりケリがついているにも拘らず、未だにマスメディアは小沢氏に対してネガキャンを続けている。この異常な執拗さは一体なんだろうか。


 


 そして今もって未来の党の「分党」に関して政党助成金の分配「疑惑」を煽り続けている下劣なマスメディアがあるのには驚くばかりだ。それなら小沢氏たちが民主党から脱退する時に、民主党が「分党」を認めなかった件についてそのマスメディアは如何様に報道しただろうか。原理からいくと、政党助成金が国会議員の頭数に対してなされるのなら、当然小沢氏たちの取り分を民主党は分け与えるべきだった。しかし民主党は小沢氏たちを裸で追い出した。そのことに関してはマスメディアは一切沈黙したままだ。


 


 政党は政治理念を同じくする人達が結束して結成した団体だ。その人達が国会議員であり、なおかつ一定の政党要件を満たした場合に「政党助成金」が支給される。小沢氏たちが未来の当を分党して生活の党に改名し、分党した嘉田氏たちが未来の党を名乗ったことにどのような不都合があるというのだろうか。


 その分党に際して、所属する国会議員数に応じて政党助成金を清算したのは至極常識的な事務処理で、何処からも後ろ指を差されるものではない。むしろ過去の民主党の小沢氏たちに対する仕打ちをマスメディアは問題にすべきではないだろうか。


 


 しかし嘉田氏の極めて幼稚な政党制度と政党助成金への理解による「手切れ金」発言には驚くばかりだ。嘉田氏は「清々粛々と事務処理を行っただけだ」と発言すべきであった。それにしてもこの国のマスメディアの呆れるほどのダブルスタンダードには言葉もない。人を陥れるためにはいかなる手段も辞さない、とする破廉恥さを全く意に介さないようだ。腐り切ったマスメディアをいかに評すべきだろうか。



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