党の人事権が代表にあるのは当然だが、選挙で大敗した責任を取らないで代表に収まっているつもりなのか。

 嘉田氏は未来の党代表として衆議院選挙を戦って大敗した。様々な理由はあるにせよ、嘉田氏が党代表として選挙戦を戦い大敗した事実は隠せない。


 大敗すれば執行部が責任を取るのは当たり前のことだ。党代表を辞任し一兵卒として未来の党勢拡大に尽力するのが人としてのあり方だ。


 


 小沢氏をことさら隠して戦った結果が大敗だったのだから、小沢氏に大政奉還するのが当たり前のことだろう。今後は小沢氏に任せて、未来の党のために嘉田氏は知事として出来る範囲で協力すべきだ。


 人事権は党代表の私にある、と言えるのは選挙で大敗するまでの話だ。嘉田氏に中央政界のダイナミックな変化に対応する能力があるようには見えない。大勝しすぎた自民党が内紛を起こすのは時間の問題だ。300人を超える巨大与党になれば当然猟官運動は熾烈になり、ポストから溢れる人がワンサカ出て不満タラタラの人たちがゴッソリと出現する。政権運営の何かの折に亀裂が表面化するのは明らかだ。


 


 民主党は小世帯になってもバカな松下政経塾出身者やその仲間が主導権を手放したくないようだが、民主党が再生するためには彼らに党から出て行ってもらうことだ。民主党に「消費増税」信者は似つかわしくない。自民党こそ彼らの安住の地だろう。安住氏たちも民主党から出て、自民党へ入党することをお勧めする。


 党内民主主義が機能しない政党は民主主義国家の政党として存在してはならない。そうした意味では共産党と公明党は政党としての存在意義を問われても仕方ない政党だ。党内民主主義は確保されているのか、実に疑わしい。


 


 嘉田氏は明日(12/26)の首班指名で未来の党は「自由で良い」と発言したようだが、それでは政党として体をなさないことになる。政党とは政権獲得を目指して理念を同じくする政治家が集まった集団だ。それが首班指名で党の代表を一致結束して推さないようでは政党に参集している意味を問わなければならないことになる。嘉田氏はそうした最低限の政党代表としての見識すら欠いているといわざるを得ない。


 党内民主主義に関しても、未来の党所属国会議員による投票で小沢氏を共同代表に推す議員が多数を占めたようだが、嘉田氏は拒否しているという。小学校のホームルームからやり直さなければ民主主義とはいかなるものか理解出来ない人のようだ。


 


 未来の党も嘉田氏が党代表に居座って「人事権は私にある」と叫んでいるようでは党内民主主義はキチンと確立されているのか疑問を呈するしかない。選挙で大敗した党代表が辞任するのは当たり前のことだと思うのだが。



このブログの人気の投稿

それでも「レジ袋追放」は必要か。

麻生財務相のバカさ加減。

無能・無策の安倍氏よ、退陣すべきではないか。

経団連の親中派は日本を滅ぼす売国奴だ。

福一原発をスーツで訪れた安倍氏の非常識。

全国知事会を欠席した知事は

安倍氏は新型コロナウィルスの何を「隠蔽」しているのか。

自殺した担当者の遺言(破棄したはずの改竄前の公文書)が出て来たゾ。

安倍ヨイショの亡国評論家たち。