民主党政権3年間の背信。

  ある意味で民主党政権の3年間は背信の連続だった。それは民主党政権の国民に対するマニフェスト違反もさることながら、この国の法と正義の目付け役「検察官僚」と社会の木鐸たる「マスメディア」の民主党への政権交代妨害工作という、彼らに期待されている本来の役目から大きく乖離した背信行為から始まった。


 言うまでもない、小沢氏の後援会「陸山会事件」捏造デッチ上げによる「政治とカネ」キャンペーンの三年を超える嵐だった。そのことに関して検察はもとより摩訶不思議な組織「東京地裁第5検審会」の闇は一切解明されていない。そのことに関してマスメディアはもとより国会の反応が異常に鈍いのはなぜだろうか。民主主義の原点たる選挙直前に検察官僚が国策捜査とでもいうべき公党の代表に対する捏造事件をデッチ上げ、捜査情報と称するあからさまな小沢氏の政治活動妨害工作を連日やり続けた。これが民主主義の危機でなくしてなんだろうか。


 


 第二の民主党政権3年間の背信行為は鳩山政権下の「最低でも県外」発言を首相がしているのに、外務と防衛官僚たちは米国政府と内通して「あくまでも辺野古沖移設」を主張するように米国に頼み込んだことだ。そのことはウィきりークスの外交機密文書暴露によって明らかになっている。日本国の首相の発言に従わず、自民党政権下に年100億円10年間の沖縄特別振興補助金によって反対派を押さえ込んで果たした「日米合意」を金科玉条のごとく推し進めようとした官僚たちの国民に対する背信だ。


 そのことにより鳩山氏以降の首相たちは官僚に命じては何事も出来ない内に退陣へ追い込まれる、と学習したのか、菅氏と野田氏は積極的に官僚の意に従って政治を運営した。それが第三の背信だ。この第三の背信により2009マニフェストには書かれてなかった「消費増税」法案採決が禁じ手というべき自・公との三党合意によって強行された。


 


 まさしく民主党政権下の3年間は背信の連続だった。最初の1年間は官僚による政治家に対する背信だったが、後の2年間は政治家による国民に対する背信だ。


 現在の民主党に政治を語る資格はない。国民と約束した2009マニフェストを根幹部分で反故にして、枝葉末節を「やった」と誇るのは詐欺師の手口そのものだ。この国の首相は国家的な詐欺師に堕したというべきだろう。その野田氏が今月末に国連に出席して中国と韓国に対して領土問題で「法律に従うべき」と求める演説をするという。それなら国民は野田氏に2009マニフェストに従うべきとして、民主党政権の野田首相の政治手法を拒否しなければならないのは明らかだ。



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