さらば民主党。
民主党は政権獲得時の姿から似ても似つかないモノに変貌した。いや、変節したというべきだろう。
国民の生活が第一、という旗印を掲げて、自民党政治にはなかった「直接支給」という国民に直接働きかけて国民個々人の責任で政策を実施して頂く、という画期的な手法も野田首相と執行部により頓挫させられ、官僚による官僚利権存続と自己増殖のための「制度事業」で、税の執行権による地方を中央が支配する構造が続くと確定した。
今も口先ではオウム返しのように「地方分権」と唱えているが、実態は何も分かっていない連中のようだ。地方分権とは何かが解らない連中だから国民のための政策などはハナからどうでも良くて、すべて棚上げして何も手をつけないまま放置した。
つまり「社会保障と税の一体改革」という掛け声も実態は何もない言葉だったと露見したことになる。これが野田民主党政権の実態だ。何から何まで「官僚政治が第一」の自民党政権と酷似した愚劣なモノに変節した。
国民を余り舐めないことだ。「消費増税」に突き進む民主党の政治家が何を言おうと、もはや有権者は誰も信じない。次の選挙で民主党はかつての社会党のように潰え去るだろう。昨夜の「三党合意説明会」と称する非民主的な会議で瓦解が始まった。愚劣な執行部もだが、中間派と称する姑息な日和見主義者たちも野田政権執行部たちと運命を共にすることになるだろう。
小沢氏とその仲間たちよ、旗印「国民の生活が第一」を高く掲げて堂々と民主党の泥船から降りることだ。かつて小沢氏が苦心して政権に漕ぎ着けさせた船で、本来なら小沢氏がそのまま船長でいたはずだが、検察による捏造事件と「政治とカネ」なるマスメディアの3年有余の集中豪雨のようなプロパガンダによって船頭から一船員に貶められ、ついには現執行部の連中によって船底に閉じ込められ、政権に漕ぎ着けた船を彼ら似非・民主党に奪われてしまった。
いつの日にか、検察の連中とマスメディアの連中の罪はキッチリと問い、罰を受けさせなければならない。この国でこうした政治家「殺し」の謀略が許されて良いわけがない。暗黒の国策捜査がなされ大本営発表を繰り返す劣悪なマスメディアにどのような正義があるというのだろうか。民主主義を担保すべき報道の自由はマスメディアの報道する自由に他ならなかった。国民が真実を知る報道の自由から大きく乖離し、官僚による国民操作の道具と化している。彼らが無罪放免で大きな顔をし続けていてはこの国の未来にとって良くないのは明らかだ。
小沢氏とその仲間が掲げる「国民の生活が第一」の下に、民主党政権に懸けた夢をもう一度懸けるしかないだろう。幸いなことに自民党が即時解散を求めるようだ。衆議院総選挙は間近だ。2009年に民主党を支持して裏切られたと落胆している有権者は再び小沢氏とその仲間たちを支持するだろう。もはや「民主党」を騙った偽物の政治家たちはケツが割れている。二度と国民は偽物に騙されることはない。本物の国民主権政権が確立するために、再び行動するに違いない。私もその一人として「さらば民主党」と告げて、偽物の民主党政治家たちと決別しよう。