小沢氏の「陸山会事件」に関してTVタックルがマトモになった。

  正しいことだが、仰天動地の驚きを覚えた。これまで一方的に「政治とカネ」で小沢氏悪人のイメージを国民に刷り込み続けて来たテレビが本日(5/21午後9時)放送のTVタックルではじめて小沢氏の無罪判決と、指定弁護士による「控訴」に関して極めて公正な論評をした。


 つまり「市民感覚」が「司法」を壟断するのが正しいのか、という批判だ。しかも第五検審会の小沢氏を検審起訴とした「議決」を決した委員が存在したのか、議決を行った審査会議が本当に開かれたのか、という疑問があることまでも出席した弁護士が表明した。


 ネット市民にはもはや常識だが、大手マスコミ支配下のテレビ局がそうした疑惑にまで言及したのは初めてだ。全く新鮮な驚きに包まれた。


 


 この国の大手マスコミは検察情報を垂れ流して、3年有余にわたって小沢氏への不当な捏造された疑惑を国民に刷り込み続けた。しかし、ついにTVタックルでマトモな論評が行われた。今後は指定弁護士による「控訴」という根拠法のない、一審の指定弁護士が検察役に居座っている。指定弁護士に託されたのは一審で検審会議決による起訴公判を維持する役割だけであったはずだ。しかも、引き続き根拠法があって指定弁護士を託されたとして、原告つまり検審会委員の「控訴要求」に基づいて「控訴」すべきだが、検察審査会委員の任期は半年で、既に「議決」を行った第五検審会委員がいたとしても彼らは任期が終わって検察審査会委員ではない。つまり原告が存在しなくなっているのだ。それでも検察役の指定弁護士の未分だけが存続して「控訴」する権利まである妥当性があるのだろうか。


 よしんば妥当性があるとして、検察なら上級検察と相談して「控訴」を決めるのに指定弁護士は三人だけで勝手に決めてしまった。全く三人の指定弁護士たちは検察官役どころか検察官役よりも強権を有ししかもあらゆる司法的手続き法を超越した存在になっている。小沢氏に関して摩訶不思議な状況が展開されているにも拘らず、法学者たちから異論が提起されないのは驚きというより、法学者たちの自殺的行為としか思えない。


 


 願わくば高裁が「控訴棄却」を言い渡すことを期待するしかない。この国で「超法規」が国民観衆の前で行われている「前近代性」に驚愕する。マトモな法治国家だと思っていたこの国の検察が「狂気の集団」で、この国の大手マスコミが大本営を広報する官僚の広報機関に過ぎない実態をあからさまに曝した。小沢氏が国策捜査により国民の代表者たる地位を不当に貶められた「重大事件」の重大さに気付かず「小沢氏は限りなくクロに近いシロだ」とテレビカメラの前でほざいた自称文化人やジャーナリストたちは、実際は大人の分別も持ち合わせない幼稚な御用根性に毒されたバカに過ぎないと白状しているのと同じことだ。


 


 三宅某がTVタックルを引退して、やっと正気に気付いたとしか言いようがない。老人には酷かもしれないが、彼は節穴の目しか持たない思い込みだけの評論家だったと言うしかない。しかし引退しただけで彼の責任が免罪されるわけではない。社会的に影響の大きなテレビという公器を用いて小沢氏の名誉をこれでもかと貶めた罪は司法の裁きを受けなければならないだろう。



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