「陸山会」事件が政治的謀略だと分からないのか、小沢氏に「説明責任」を叫ぶ暗愚な政治家たち。
愚かさにも程度があるだろう。前代未聞の検察権力による政治介入謀略事件だとバレバレの「陸山会事件」で小沢氏に説明責任だの道義的責任だのを取れと喚く政治家がいるとは驚きだ。
政治介入の謀略捏造事件だと、誰の目にも明らかだ。それを認めていないのは殆どの全国紙とテレビと御用評論家に与党の一部政治家と野党の殆どの政治家たちだけだ。ここに来て一部の野党議員にも良識ある発言が出始めている。たとえば社民党の福島氏や自民党の小野寺氏たちだ。
しかし依然としてバカの一つ覚えを唱え続けている政治家が何と多いことだろうか。彼らに現代日本の情勢と世間のありようが理解出来ているのだろうかと疑問を抱かざるを得ない。
テレビに良く出演している政治家が「小沢氏は終わった政治家だ」と根拠のない願望を公正な評論ででもあるかのようにしゃべっているのを見ると、彼のオツムの程度が手に取るように分かる。つまりその程度の男だったわけだ。
検審起訴を「日本は三審制だ」と模範中学生のような論評を口にしていた与党幹部は、同僚政治家として取るに足らないクズだと良く分かる。検察審査会により起訴された事件に関して「控訴手続き」は何処にも書かれていない。法は公正な「手続き」によって進めるべきものだ。そうした疑問も呈しない政治家に立法府の構成員たる資格があるのだろうか。
政治家が問題にすべきは三権分立が厳格に守られていないこの国のグダグダな官僚構造だ。政権交代が明らかに予測される解散総選挙を目前に、突如として野党第一党の代表を標的にしたとしか思えない「西松建設不法献金」疑惑で元秘書を逮捕した。すると直ちに時の麻生政権の官房副長官は「自民党に捜査は及ばない」と宣言してしまった。そして結果として「西松建設不法献金」事件はなかったと証明された。
この時点で大手マスコミは轟々たる検察批判を展開しなければならなかった。他の政治家も立場はどうであれ、検察とリーク情報を垂れ流した大手マスコミやテレビ局を徹底的に批判すべきだった。しかし、彼らは不思議なことに小沢氏に説明を求めた。このトンチンカン振りがすべてだ。この国の政治家たちはクズばかりだ。自分たちの権能が何のために付与され、国会議員特権は何に使うべきかが分からず、GWにははしゃいで海外へ公費旅行へ出掛ける。国会議員の特権とはその程度のものだとの理解でしかない。それなら国会議員になればBMに乗れて料亭へ行けると喜んだガキ政治家と大差ないだろう。次の選挙では良く良く候補者を見極めよう。