日韓防衛に協定締結を急ぐ必要はない。

  韓国国防省は17日、今月末に予定していた金寛鎮(キム・グァンジン)国防相の訪日を延期する方針を明らかにした。金国防相は訪日で、韓国軍と自衛隊が防衛に関する秘密情報を交換する規則を定める「軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」の締結を目指していたが、国会など一部で懸念の声があがったためとみられる。日韓間で協議中の食料や輸送作業を融通する「物品役務相互提供協定(ACSA)」の締結も当面見送る。(以上「毎日新聞」引用)


 


 韓国軍部は2協定締結を望んでいたようだが、韓国内に「従軍慰安婦」問題で日本政府が誠意ある態度を示していないから、締結すべきでないとの意見が噴出しているようだ。


 願ってもないことだ。韓国とこれ以上親密な関係を築いたとして、日本の国益にどれほど資するというのだろうか。2協定の締結に関しても裏で根回しをしていたのは米国で、近年の北朝鮮の政情不安定とさらに金政権が暴走するのではないかという懸念から韓国を支援するため日本との2協定締結を両国に働きかけたもののようだ。


 


 しかし、余計なお節介というものだろう。韓国との1945年までのあらゆる両国関係は日韓基本条約とその後の有償・無償の莫大な円借款により解決済みとされている。国際的に有効にして公明正大な二国間条約にも拘らず、韓国はさらに根拠のない「従軍慰安婦問題」なるニセ古証文を日本に突き付けて「賠償」と「謝罪」を求めて信義側に悖る嫌がらせを全世界で行っている。そのような捏造を看過するわけにはいかないし、ましてや謝罪するいわれもない。


 


 しかも韓国では史実に基づかない歴史教育を韓国民に行い、いわれなき反日を国是としている節すらある。そのような国家の機嫌をとってまで付き合う必要があるのだろうか。


 北朝鮮は早晩瓦解する。東ドイツ瓦解の引金はテレビだったといわれている。それまで受信を禁止していた西ドイツのテレビを東ドイツ国民が視聴するようになると、東ドイツの政治に不満を国民が抱き、雪崩を打って瓦解した。


 北朝鮮の場合は携帯電話だ。北朝鮮で秘かに携帯電話が普及しているという。09年6月で4万8千台といわれているが、実際はそうした数字で納まる規模ではないようだ。


 携帯電話を通して入る北朝鮮以外の国々の事情を国民が知ることにより、金政権に対する不満が爆発するだろう。ヘタをすると金王朝はルーマニアの独裁者だったチャウシェスク大統領と同じ運命をたどるかもしれない。


 


 北朝鮮が瓦解すると韓国だけで半島全体を経営することは困難だ。西ドイツが資本主義社会の優等生と言われた経済規模を持ってしても、1/4ほどの東ドイツを呑みこむとマルクはたちまち下落し、ついに孤高を保てなくなってユーロへ参加せざるを得なくなった。


 翻って韓国と北朝鮮を比較すると東西ドイツの比ではない。韓国の約1/2ほどの北朝鮮国民の約80%が飢餓に苦しむといわれているが、韓国政府はどのようにして支援するというのだろうか。また現在の韓国にそれほどの経済力があるとは思えない。そうすると北朝鮮からの難民により無政府状態に陥ることも十分に考えられるだろう。


 


 それでも根拠のない援助を日本政府はしないことだ。半島のことは半島に任せるしかない。へたに手出しをすると、何かあった折にいわれなきイチャモンを付けられかねない。1910年の半島併合もロシアや清国の侵略から守るために日本が行ったことだ。半島の李政権も日本との併合を願い、国際的に何の問題もなく「併合」したのだ。それを「植民地化」だというバカが日本国民にいることには怒りすら覚える。


 それでは日本が半島に投資した額と、半島から収奪した額とを確実な史料から検証してみると良い。日本国民の税を投入して半島を近代化したと評すべきではないだろうか。しかし二度とそうした「思いやり」もしてはならない。韓国民とはそうしたイチャモンを付ける国民なのだ。付き合って日本の国益にかなうことは何もない。



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