都知事に誰が本気で期待しているのか。

 石原都知事が50代の若者なら先々を考えて「小沢氏と組むのは死んでもいやだ」といえば良いだろう。しかし80になろうとする石原氏が先々を考える余裕があるのだろうか。この国の状況を見れば、官僚支配の政府から脱却しない限り未来展望が拓けないのは明らかだ。


 


 牧歌的な官僚パッシングという時代は終わっている。彼らはその程度の「日本国家食い」をやっているのではない。まさしく巨大なシロアリなのだ。単に給与が多い問題だけを言っているのではない。対前年比増の予算を組み続ける財務省が「増税」を叫ぶ不真面目さに顕著に表れているだろう。彼らは彼らの都合で行政を私物化している。


 


 それに対して例えば生活保護費が急増しているのは「民主党政権になって支払い基準を緩めたからだ」とマスメディアに広報させている。それはレアケースとして不法な受給者が存在するのであって、全体がそうであるかのような書き方は為にする広報だ。実際に誰にも知られず餓死している「事件」が全国各地で起こっているではないか。


 


 たとえば凍結したはずの高速道路延伸も、いつの間にか解凍している。整備新幹線もそうだ。2009民主党マニフェストになかった、そうした政策はどうやって「解凍レンジ」に入れられたのだろうか。官僚たちの政治支配はかくも緻密に仕組まれている。邪魔な小沢氏を検察官僚とマスメディアが結託してデッチ上げ捏造事件と根拠法のない「強制起訴」裁判の控訴によって今も排除して政権を良いように操っている。


 


 そうした官僚支配に唯々諾々と従うバカな政治家たちを排除して国民のための政権を樹立し、官僚たちを行政のコマとして使いきるには剛腕な政治家が必要だ。決めた路線に愚直にまっしぐらでブレない政治家が必要だ。マスメディアに媚を売るような芸人政治家は必要ない。


 さて、石原氏は剛腕政治家なのか、それともマスメディアに媚を売る政治家なのか、既に明らかではないだろうか。石原氏に「政界再編」で出番があるとは到底思えない。賞味期限の終わった政治家は誰なのか、冷静に考えてみれば分かることだろう。だから、今も小沢氏は検察官僚のポチたちと官僚たちの広報機関に堕したマスメディアによって不法に排除され続けている。



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