この国の司法は「法と証拠」に依らない「推認」判決を繰り返すのか。

  1/11の被告人質問で指定弁護士は訴因にもない小沢氏の4億円の原資を執拗に問い、裁判官までもが4億円の原資を問うた上で小沢氏に「政治家は政治資金規正法に基づく収支報告書を見ないのですか」と聞いている。


 収支報告書に政治家が署名押印する欄はない。会計責任者の署名捺印だけを求めている。つまり政治家が収支報告書を見ないのを前提に「政治資金規正法の収支報告書」の条文が作られているのだ。


 


 報道番組ではヤメ検を出演させて指定弁護士寄りの馬鹿げたコメントを言わしめている。MCまでも「推定無罪」の原則を踏み躙った人身攻撃裁判という核心には一切言及せず、小沢氏が「記憶にない」「知らない」を繰り返した、とさも灰色と国民に刷り込むようなコメントを繰り返していた。全く暗黒時代の戦前もかくあったかと思わせる裁判と大手マスコミだ。


 


 なぜ検察が石川氏の供述書にない内容を「事件報告書」に盛り込んだのか、の犯罪性に言及しないのだろうか。検察による事件偽造という飛んでもないことが行われ、その「事件報告書」を基に審議して委員が存在したのかその実態すら分からない第五検審会が「起訴すべき」と議決したとされているのだ。直ちに小沢氏の裁判そのものを停止すべきが筋と考えるが、東京地裁の裁判官たちはそうは思わないようだ。彼らはヒラメのごとく上司たちの意向を慮って、元秘書たちへの判決と同じく「推認」に次ぐ「推認」で小沢氏にも有罪判決を言い渡すように決めているのだろうか。


 


 こうした愚かな裁判をなぜ国会議員は批判しないのだろうか。自分たちの仲間、国民から選ばれた国権の最高機関を構成する国会議員が検察や司法官僚たちによってスポイルされているのに知らん顔がよくできるものだ。明日は我が身となぜ考えないのだろうか。


 いや、官僚たちの下請けに成り下がれば攻撃されることはないと心得ているのだろう。野田政権のように2009マニフェストで政権交代した民主党政権であるのに、自民党もびっくりの増税財務省政権になっているのを見れば、国会議員たちの沈黙も頷ける。しかし、そんな腰抜けは国民の代表ではない。官僚たちに平身低頭し公務員改革の出来ない政治家は国民の代表に値しない。是非とも次の選挙ではバッジを外してもう落選運動を繰り広げようではないか。



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