日本政府もスペインを見習え。

 産経新聞によると<< スペインの次期首相に就任する予定の国民党のマリアーノ・ラホイ党首(56)は12月19日、議会演説で、2012年予算について「行政機関全体で」歳出を165億ユーロ(約1兆6700億円)削減する意向を表明した>>という。スペインの国家予算規模はほぼ30兆円だから1兆6700億円とは予算の5.5%に当たる。日本の予算規模約100兆円に当てはめると5.5兆円の削減と同じほどの歳出削減だ。


 


 ただ削減できない公債費と社会保障費を除けば国家財政は26.2兆円となりその5.5兆円は約21%になる。ただこれにもカラクリがあって、社会保障費にはその仕事に関わる公務員給与が入っているし、交際費にも公務員給与の他に国債整理基金特別会計(約20兆円の余剰金があるとされている)などへの繰り入れも含まれていて、官僚たちが好き放題に数字を作って国民に財政危機を演出しているから用心しなければならない。それでもスペイン政府は相当規模の歳出削減をする決意をしたのが窺えるだろう。


 


 さて日本政府と官僚たちは国家予算規模をやりたい放題に膨らませ続けて財政赤字を山のように積み上げた。しかし官僚たちに危機感は乏しく、国家財政や地方財政に積もりに積もった赤字の山を国民に「負担せよ」と大マスコミを通じて大合唱させ、自分たちはちゃっかりと対前年比増のボッタクリ冬のボーナスを大盤振る舞いしている。何ともふざけた連中だ。


 


 この国は官僚による官僚のための政治を行っている。本来なら社会の木鐸として権力者を監視するはずのジャーナリストたちがペンを折って官僚の走狗に成り下がり、ちょっとでもテレビでキャスターを勤めれば後は何処ぞの大学の教授に納まって大きな顔をして大マスコミの提灯持ちの役割を果たしている。


 昔は駅弁のある街には必ず大学があることから駅弁大学といわれたものだが、今では新幹線の整備により駅弁のなくなった町にも大学は存在し続けている。レジャーランドと化した大学に対する非難は昔からあったが、教授たちの質の低下も目を覆うばかりだ。もっとまじめに自省しつつ学究に勤しむべきだろう。


 


 おざなりの公共機関は全国各地に山ほどある。この国の現実にある無駄を知ろうとする人には地方にある国の出先機関を見学して歩くことをお勧めする。IT化した現在にあって、本当に必要なのかと目を疑う光景が繰り広げられているのに気付くだろう。民間企業経営者なら無駄の集積振りに卒倒するような現状だ。


 国の霞ヶ関も似たようなものだろう。民間企業がここ20年でどれほど一般管理部門の人員を削減したか、僅かな現業部門を除けば公務員の仕事は民間企業でいえば一般管理部門の仕事ばかりだ。人事院や政治家は何を審査し何を審議しているのだろうか。本気で歳出努力をしない限り、国民はどんな増税にも、どんな負担増にも賛成できない。スペイン政府の決意を日本の政治家や官僚たちも見習うことだ。



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