野田氏の言う一体改革とは何なのか。
官僚たちの給与削減をしないで、何が一体改革だ。すっかり官僚に取り込まれ官僚のパシリと化した野田政権は一日も早く退陣すべきだ。国民にとって迷惑千万な内閣でしかない。
東電も経産省で丸抱えして税により温存しようとするスキームに過ぎない。なぜ清算団体に指定して破綻させないのか、民間企業の原則が東電などに適用されないのはなぜなのか。
公務員も労働者として、なぜ労働三権を与えないのか。与えればストを打つからというが、この国の現状で公務員がストを打てばどうなるか。公務員改革が一気に進む原動力になるだろう。消防にも警察にも労働三権を与えれば良い。聖域など断じて設けてはならない。公務員全体が聖域化してこの国の巨大なシロアリと化している。
いかに政治家が無能にしても、少しぐらいは矜持があって、公務員改革をするだろうと思うのが一般国民の常識だが、政治家に国民の常識は通じない。自・民・公が三竦みとなって、ついに公務員給与削減法案は可決されず、この冬のボーナスも対前年比増額となった。これがこの国の政治なのかと呆れ返る。野田首相の目指す一体改革とは国民に負担を求めて官僚に貢ぐ「改革」なのか、反論があれば堂々と街頭演説でもするが良い。