TPP会合に招かれないのなら、やめてしまえ。

 朝日新聞が朝刊(11/13日付け)で< オバマ米大統領が12日朝にホノルルで開く環太平洋経済連携協定(TPP)交渉9カ国の首脳会合に、野田佳彦首相が招待されない見通しであることが11日わかった。9カ国が積み上げた交渉の成果を大枠合意として演出する場に、交渉参加を表明したばかりの日本は場違いとの判断が背景にあるものとみられ、TPP交渉の厳しい「洗礼」を受ける形だ。>と報じている。


 


 これまで会議した9か国の合意を確認するための会合だから、新顔の日本はお呼びでない、というのなら既に話し合われている前提がどのようなものか分からない協定に飛び込むのは危険だ、として席を蹴って帰ればよい。最低でもオブザーバー参加させて、発言権はないにしろ会議の様子を見聞する機会を日本国首相に与えても罰は当たらないだろう。それとも野田首相の出鼻を挫くことで米国が強い主導力を発揮しようとする演出なのだろうか。


 


 そもそもAPECとは外務省のホームページに掲載された定義<APEC(Asia-Pacific Economic Cooperation アジア太平洋経済協力)はアジア太平洋地域の21の国と地域が参加する経済協力の枠組みです。経済規模で世界全体のGDPの約5割,世界全体の貿易量及び世界人口の約4割を占め,アジア太平洋地域の持続可能な成長と繁栄に向けて,貿易・投資の自由化,ビジネスの円滑化,人間の安全保障,経済・技術協力等の活動を行っています。>によるまでもなくアジア太平洋地域の各国による自由経済・貿易の会合だ。そこで別物のTPP会合を開くこと自体が既にAPECの存在を蔑にしていないだろうか。仲良しクラブだけでコソコソ集まって話し合うとは国際会議にしろ企業内会合にしろあってはならないことだ。


 


 APECの会合が済めば指を銜えて眺めてないで、野田氏はさっさと席を蹴って帰ってくれば良い。米国流の事大主義に付き合うよりも、TPPに呼ばれなかったのなら即座に帰って、国内に山積した国民生活に直結した諸問題に取り組む方がよほど良いだろう



このブログの人気の投稿

それでも「レジ袋追放」は必要か。

麻生財務相のバカさ加減。

無能・無策の安倍氏よ、退陣すべきではないか。

経団連の親中派は日本を滅ぼす売国奴だ。

福一原発をスーツで訪れた安倍氏の非常識。

全国知事会を欠席した知事は

安倍氏は新型コロナウィルスの何を「隠蔽」しているのか。

自殺した担当者の遺言(破棄したはずの改竄前の公文書)が出て来たゾ。

安倍ヨイショの亡国評論家たち。