マツダがロータリーエンジン車を今後とも生産する、としたのは良いことだ。

 米国で開幕したロサンゼルスモーターショー11でマツダの山内孝 社長兼CEOは11/16日に今後ともマツダはロータリーエンジン車を生産し、ロータリーエンジンの研究・開発を続けると発言したようだ。


 世界の自動車エンジンで現行市販車でカロリーの少ない水素を燃料として走れるのはロータリーエンジンだけだ。電気自動車や燃料電池車が「電池の搭載」という必然性から逃れられないため、どうしてもレアメタルの確保という隘路に悩まなければならない。


 その点、ロータリーエンジンは水素で走るためそうした大幅なコストアップに繋がる大量の電池を搭載しなくて良い。現行のモノに水素対策を施せば良いだけで、水素こそが究極の環境対策燃料といえる点を勘案すれば、ロータリーエンジンの未来は輝かしいといわざるを得ない。


 


 どうしてもマツダが日本の自動車会社の中でもトップとはいえない弱小メーカーなため、なかなか水素燃料の利点を大マスコミも発信しないようだが、石油などやハイドロメタンなどの炭化水素燃料から水素を抽出するのはそれほど困難な技術ではない。しかも水素そのものは爆発するものでもないし、空気より軽いためガス漏れを起こしても拡散しやすく大参事になりにくい。


 ただ単位当たりカロリーが少ないことと、水素を貯蔵するタンクの問題を解決しなければならないという隘路がある。触媒で対応するのか、それとも高圧縮による液化水素で対応するのか、いずれにしても悩ましいところだ。


 


 しかし、環境への負荷を考えるなら、電池自動車よりも燃料電池自動車よりも水素エンジン車の方が数段優れているだろう。マツダが生産を終了したロータリーエンジン搭載車「コスモス」の継続車を今後とも生産すると決断したことを、未来技術への担保として応援したい。



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