菅氏よ、まだ粘れ。

 どうやら「約束」通りに辞任しそうな報道機関の報道ぶりだ。ことに菅氏の「続投」を応援してきた朝日新聞までも菅氏が最初の条件提示通りに辞任すると報じているのが何とも不気味だ。つまりこれ以上引っ張ると「陸山会事件」の元小沢氏秘書たちの無罪判決が9月上旬には出そうな雰囲気だ。元秘書たちが無罪なら、元秘書たちと不動産取得期日の「ズレ」を小沢氏も承知していたというストーリーそのものが無意味なものになってしまう。それはそれで良いと考える人もあろうかと思うが、どっこい現実社会の法廷論議は弁護士たちの考える「当然の判定」ですら、彼らは針小棒大に事件をデッチ上げてでも、小沢氏の政治家としての活躍の場を奪ってきた。


 


 小沢氏も秘書たちが無罪なら、秘書たちと口裏を合わせている、というのが小沢氏の「訴因」だから、無意味なものとなってしまう。つまり9月半ばにでも予測される元秘書たちの判決で「無罪」が出れば小沢氏は刑事被告人であろうと民主党の代表選に出る、というのだ。元秘書たちが無罪になれば小沢氏の無罪は当然予測されるもので、裁判の結論を待つまでもない。100%予測されることは自身の「強制起訴」の判決を待つまでもない、というのは正しい判断だ。


 


 それで菅氏をはじめとして反小沢連合が慌てだした。自分たち反小沢連合で首相の椅子を盥回ししなければ数々の「党代表選の不正」がバレかねない。そうした思惑から「退陣」条件の環境整備のためには民主党の2009マニフェストの真髄を反故にしてでも菅氏退陣を早期に実施しなければならなくなった。つまり、そういうことなのだろう。


 


 それなら菅氏に九月中旬まで首相の椅子に座り続けろ、とエールを送らなければならない。この国難にあって首相として日本を救う政治家は小沢氏を措いて他にない。小沢氏が復権するまで、菅氏は粘り続けなければならない。それが政治家としての良心というものだろう。自分自身の犯罪性には全くの頬被りで、小沢氏の冤罪だけ論って「党員資格停止」を政党だと言い張る菅氏に何ら正当性はない。それならせめて小沢氏に政権をバトンタッチするのが政治家としての最後の務めではないだろうか。菅氏がどこまで腐り果てた人物か、間もなく結果が出る。



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