「国民の生活が第一」よりも「首相の椅子が第一」の管氏に「官僚の利権が第一」の自民がチキンレースを。

「国民の生活が第一」よりも「首相の椅子が第一」の菅氏が居座り続けることにより「官僚の利権が第一」の自民党がやはり国民の生活を放擲してチキンレースを演じようとしている。程度の低い政権に対して程度の低い野党と言うべき状態で、国民が一番の被害者になっている。


 


 国民の貧困率が16%と最低を示しているが、そうしたこととは無関係に永田町は無能・無策の「夏の陣」を演じている。政策的な議論はほとんど何も聞こえてこず、対中ODAを大幅削減するはずが、いつの間にか7.6%減で決着したようだ。外務省のチャイナ・スクールといわれる中国隷属派外交官は健在のようで、GDPで日本を上回り日本の脅威となる空母を建造している中国をいまだにアシストしている。こんなバカバカしい政治決定を野党も許しているのなら「目くそ鼻くそ」の連中だといわざるを得ない。


 


 このままチキンレースを演じて特例債法案が店晒しになれば9月にも国庫は底をつき政策運営に支障が出ると財務省はいう。国民生活に直結する各種サービスも停止するかもしれない、と脅しているが、この春には特例債法案が通らなければ8月にも支障が出るといわなかっただろうか。いつの間にか1ヶ月延びた勘定だが、いっそのこと特例債法案を店晒しにしていつまでもつかやってみれば良い。いや、その方が実は正しい財政運営かもしれない。入って来る収入だけで暮らすのが、国家運営でも正しいのだろう。


 


 国家財政の危機にある、と財務省は騒ぎ立て、高速道路休日千円乗り放題を廃止してしまった。ETCを慌てて取り付けた国民は政府の詐欺にあったようなものだ。いや、政府の詐欺は幾らでもある。国民年金の支給開始を60歳から65歳に伸ばして、年金掛金を納付した者が受け取れないでいる。民間の保険会社が同じことをやれば社長以下経営陣が罪に問われ懲役刑を受ける。しかし国が同じ詐欺を働いても誰も罪に問われない。財政危機を前面に押し出せば済むことのようだが、人口予測と年金保険会計の予測は数十年前から大きく狂わないで来たものだ。長年にわたる官僚と政治家のいい加減な妥協の産物が国民の頭上に「年金5年間不支給」として押しつけられただけのものだ。


 


 官僚の暮らしが第一、の政策にはうんざりする。東電「救済スキーム」にもうんざりだが、最悪の貧困率に国民が喘ぐ中で言い訳程度減額しただけの「公務員の夏のボーナス」も満額支給された。退職公務員に支払われる三階建ての高額共済年金も支給され続けている。その反面、年金一元化は政治家の腰の引けた官僚への対応で「掛け声倒れ」に終わって遅々として進まない。


「官僚の既得権益が一番」のこの国の在り方に対して、改革の処方箋が「政権交代」でなかったことが明確になったからには、与野党はバカげたチキンレースを続けて国庫を一度空にしてみることだ。多少は日本の国際的信用が失墜するかもしれないが、世界も日本の政府や政治家たちが官僚たちにいいようにあしらわれて政権や国会が政治統治機構として機能していないのを周知している。


 


 菅政権も野党が官僚や大手マスコミと一緒になって2009マニフェストの目玉政策たる「直接支給策」を放棄するほどなら何もしないで居座り続けることだ。外務省のチャイナ・スクールの連中が中国と約束した対中ODAも「国庫払底の折、実施不可」と正式外電で通告することだ。被災地復興策は無能政権下で大変な辛苦を舐めているが、国を相手にせず県が地方債を乱発して財源を作ってさっさと事業を始めて、地方債の債務負担と償還を政府に求めることだ。それこそが本当の地方分権の第一歩かもしれない。



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