「寝言」のような読売新聞ーー「陸山会」事件取調調書大量に証拠棄却決定に関して

 今朝(7/19)読売新聞は一面を費やして「陸山会公判大詰め」なる論評を掲げた。小見出しで「検察側、調書却下ダメージ」「弁護側、4億円説得力欠く」として、ハッケヨイ残った残ったと傍観的な記事を書いている。しかし未だに3人の元秘書と小沢氏が政治資金規正法収支報告書に疑惑があるかのような書き方だ。


 何処の世界で書かなくて良いとされていることを書かなくて「隠し政治資金がある」と追及記事にされるのだろうか。収支報告書は会計責任者が記した金銭出納帳だ。政治資金規正法を熟読されれば誰にでも解ることだが、仮受金や仮払金は記載要件とされていない。書かなくて良いとされていて書かなかったことを以て「不記載だ」と追及するのは正しいことだろうか。


 


 石川氏が検事から「なぜ記載しなかったのか」と問われて、なぜか分かりません、と返答しているから石川氏に「隠匿意図があった」と推測しているが、「なぜ記載しなかったのか」と検事に問われる質問意図そのものが判らなかったのだろう。そうしたことはそもそも何ら問題ではないからだ。


 土地購入で「陸山会」に資金がなかったから小澤氏個人から借入して土地代金を支払い「土地所有権移転の仮登記」を行った。それを担保として銀行から「陸山会」が融資を仰いで借入して小澤氏に返済して土地登記を行った。そこにどんな隠蔽工作があるというのだろうか。


 


 公的な存在でもある大手マスコミが取り立てて問題の存在しないところに煙を立てて捏造した疑惑を煽りに煽ったのが「陸山会」事件の本質だ。既に馬脚は現れ検察は東京地検の幹部だった者たちを更迭・移動して、早くも幕引きを図っている。だが大手マスコミは何とか体面を取り繕いつつ終わりにしようと、最後の疑惑報道に一面を使って憶測記事を掲載している。


 なぜ本当のことを書こうとしないのだろうか。この2年間、大手マスコミが新聞やテレビを使って何をしでかしてきたのか、真摯に反省して謝罪し国民に真相を報じなければならない。検察情報タレ流しの無恥蒙昧な憶測記事を掲載して小沢氏と元秘書たちに何をやってきたのか、正直に告白しなければならない。真実が露見する瀬戸際にいると、まだ自覚していないとしたら、大手マスコミの連中は余程お目出度い連中だといわなければならない。彼らは自らの行為により自らの権威と信用を地の果てどころか地獄にまで失墜させてしまった。その罪深さに日夜震えないとしたら余程鈍感な人たちだ。



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