まるでガキの集まりだ。

 災害復興相が「私は民主も自民も公明も嫌いだ…」発言をするとは驚くばかりだ。それを補佐すべき連中まで「大臣は親分肌だ…」と持ち上げて見せるとは。対策室を称して「チーム・ドラゴン」と命名するとは、中学番長とそのパシリの集会かと耳を疑う。


 まずは具体的な復興手法を示し、各政党へ法案成立に協力を仰ぐ発言をすべきで、現在の与野党足の引っ張り合いに対する政局に苦言を呈するよりは直接当事者に話すべきが礼儀だ。親しき仲にも礼儀あり、だが親しくない国会議員仲間に対しては礼節をまずは尽くすべきではないだろうか。それが大人の対応というものではないかと復興相の幼児性に大きな危惧を抱かざるを得ない。


 


 なぜこの国はこんなことになってしまったのだろうか。あらゆる分野で大人がいなくなり、小粒の『唯我独尊』小僧が大きな顔をして仕切っているかのごとく振舞う。


 大事なのはポーズではなく、中身とその働きだ。復興相なら旗揚げが一日遅れれば始動も一日遅れるという被災者にとって不幸な事態だという認識がなければならない。個人的な政党に対する好悪の念を披歴するよりも、具体的手法と段取りについてまずはアナウンスして被災者と地方自治体に呼び掛けなければならない。


 


 復興対策が遅れに遅れている現政権の失態を何よりも認識して、復興に携わる閣僚たちは「原罪」意識を持たなければならない。放射能被害に関して出荷停止になった農業者がまた一人自殺された。何よりも日々事態が深刻化している現地の状況を肌身に沁みて知ることだ。


 特区構想や特例構想はどうなっているのか。早くしなければ被災地から地域住民が離れてしまい、本格的な復興を不可能にさせる結果になってしまいかねない。大都市部の神戸ですら被災後に現地を離れた人たちが完全には戻っていない現実を知るべきだ。東北の小さな町や市に地域住民を惹きつける魅力は神戸よりも劣ると考えなければならない。それならより一層の特区と特例を設定して地域再生に全面的に協力すべきではないだろうか。ゆめゆめ災害復興を中央官僚の「利権肥大化」の具に供してはならないことを肝に銘ずべきだ。


 


 しかしこうした期待はおそらく空しく消えるのだろう。復興対策室は官僚の取り仕切りの掌で踊るガキ集団に過ぎないのが早くも透けて見える。菅政権とその仲間たちには全く何も期待できない。一日も早く消えてなくなれ。後は真正民主党たる小沢氏に託すことだ。



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