早くも御先棒を担ぐ大手マスコミ。

 二匹目の泥鰌はテレビの世界にはいる、ということから一時期流行った「良く分かる…」で辛坊某が初代の元NHK出身のキャスターになり代わって東電の賠償スキームを「解説」するようだ。そこで全国の電気代も上がると、国会で決議されてもいないスキームを早くも国民にテレビの一見真面目な番組を使って刷り込む。御先棒担ぎもここまで来れば幇間そのものの様相を呈しているが、解説者なら少しは恥を知ったらどうだろう。


 


 電力行政がこのままで良いのか、戦前は60数社もあった発電会社を戦争突入で戦時体制として地域独占に国が強引に組み込んだ。戦後も安定的に電気を供給する体制として地域独占を行った。しかし競争のない社会がいかに腐敗するか、を見せつける極みが原発行政で婀娜花のように開花した。将来へ向けてどうすべきかを問い、それに関連して東電賠償スキームを考えるべきだ。電力事業の将来展望を伴わない、現行制度維持のあらゆる議論に対して反対するしかない。


 


 菅氏がノコノコと仏国で開催されるサミットへ出掛けた。官邸に籠ってじっくりと災害対策を行うよりも、華々しい場でピョンピョンと飛び跳ねるパフォーマンスがどうでも好きな人物のようだ。


 追及の甘い大手マスコミが協力してくれたから国内では放射能汚染の情報操作がうまくいったが、国外では通用しない。国外には日本の悪しき「記者クラブ」ムラは存在せず、熾烈な真実暴露のマスコミが存在するだけだ。菅氏は日本で追及が甘かったからといって、国外へ出掛けたようだが、放射能汚染の止まっていない原発事故を起こした国の首相が海外で歓迎されるわけがない。甘い管理体制と情報の隠蔽を疑われ、厳しく追及されるのみならず叩かれるのは覚悟しておくことだ。


 


 菅氏が中国と韓国要人を目の前にして領土問題に片言も触れなかったのは菅氏の臆病さに由来するのであって、世界では非常識だ。世界の首脳は菅氏のように臆病でない。叩くべき人物は徹底的に叩く。それが国際社会だ。彼がいない日本で大きな顔をするのは仙谷氏だろうが、彼が菅氏の腹心として忠節を尽くすのか。いや、そうはならないだろう。菅氏は空けるべき時でないときに官邸を留守にするようだ。さて、六日後に帰った時、彼の居場所が官邸にあるだろうか。



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