たけしが「マスコミの褒めすぎ、叩き過ぎ」を批判。

 北野武氏がテレビの度を越した横並びを批判したようだ。しかしたけし氏がMCを勤める情報番組で頻りと小沢氏を叩きに叩いていたのではなかっただろうか。とりわけ出演する老政治評論家は自民党さえ支持していれば良い、とする思考構造の持ち主で、散々小沢氏を批判しまくっていたのではないだろうか。


 


 この二月から始まった元秘書たちの裁判で小沢氏の「無実」がいよいよ明らかに見えてきた。訴因にない水谷建設や西松建設の不法献金を論って小沢氏の犯罪と匂わせるがごとく検察は冒頭陳述を行い、そうした流れに乗って大手マスコミは新聞紙面で小沢氏の犯罪が確実に存在するかのような報道を行った。


 


 しかし、現実はそうした中堅ゼネコンの献金疑惑は疑惑でもない、単なる読み物のフィクションに過ぎなかった。


 しかし、それならなぜ裁判官はそうした状況証拠ですらないフィクションの作り話の陳述を許したのだろうか。それこそ判・検馴れ合いだと指摘されても仕方ないだろう。


 


 そして麻生元首相大好きなたけし氏が「一方に偏るのは良くない」なぞと恍けたことを言いだしたのだ。昨日は検事総長が「東京地検の公訴権を剥奪する」と発言したり、これまで小沢事件を一方的に疑惑を捏造して報じていた毎日新聞もJR西日本脱線事故の検審会起訴を巡って「一事不再理」の原則を解説してみせたりと、明らかに「常軌」を取り戻しつつある。


 


 あとは国会議員が国権の最高の府の構成員としての矜持を発揮するのか否かだが、いまだに与野党とも官僚の掌で踊らされている現実に気付かないほど恍けている状態だから、とても出来ない相談だと諦めざるを得ない。


 


 癒着した判・検が彼らの司法独占「利権」を守ろうと動くのか、それとも検審会の存在を懸けて「ある勢力」の忠犬ポチとして小沢氏と刺し違える覚悟で突き進むのかだが、どうやら結論は見えたようだ。


 たけしの耳に「そろそろ小沢排除のプロパガンダから逃げ出そう」と、耳打ちした人物は小沢氏一件の落としどころを決めた勢力の小僧だろう。恐らくそれにタケシは従順に従っただけなのだろう。


 


 だが、当然の結果として小沢氏が「無罪」になったとしても、我々は断じて「小沢叩き」のプロパガンダに参加した似非ジャーナリストや政治評論家を忘れない。そして彼らが筆を折ってジャーナリズムの現場から去るまでネットで告発し続けるだろう。「赤信号みんなで渡れば怖くない」程度のジャーナリストや評論家はいつの世でも必要とされないのだ。



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