国会は行政と司法の下請け機関か。

 菅政権と菅民主党のやっていることは司法と行政の下請け機関に過ぎない。司法当局の捜査・起訴機関の検察に「根拠なき」事件で強制捜査され、その検察リーク情報を大手マスコミはすべてのメディアを通して二年近くもそっくりそのまま垂れ流し続けた。そして作り上げた「小沢氏=悪人」のイメージをなぞって検審起訴へとなだれ込んだ。これが民主主義を標榜する法治国家の所業だろうか。しかも、その小沢氏に離党を迫ったり、党員資格停止を申し渡したりと、民主党は国会を構成する公党としてマトモなのかと疑わざるを得ない。司法当局の犬と化したか、との疑いを深くする。


 


 行政に関しても勇ましく公務員改革をするとした2009マニフェストを丸めてゴミ箱へ放り投げ、菅政府は以前よりひどい癒着構造の「在任出向」を認めてしまった。しかも公務員年俸二割削減はほとんど手付かずのまま、増税・高負担路線へと財務省の要請のまま民主党政権の方針を転換してしまった。これを司法当局と行政当局の下請けでなくて何と表現できるだろうか。


 


 国会は国権の最高機関として位置づけられている。行政や司法といった官僚の府よりも国民に選ばれた政治家によって構成される国会は行政や司法を監視する立場にある。それが下請けになってしまえば国民は何を頼りに国を統括すれば良いのだろうか。


 それともエジプトなどと同じように大勢の国民が街へ出て石礫を投じて車をひっくり返し、建物に放火しなければ国は変わらないのだろうか。それが民主主義国家といえるだろうか。ここまで日本の民主主義の仕組みを壊したのは国民を扇動し無法に煽り続ける大手マスコミだ。今も涼しい顔をしてテレビでバカなコメントをタレ流している自称ジャーナリストや自称学者などの大手マスコミの幇間たちだ。


 


 大手マスコミは新聞のみならずテレビ局まで支配し、自分たちに都合の悪い意見を排除し、自分たちに反論する人物をテレビ番組から降ろし、かくしてプロパガンダとデマゴーグの大量垂れ流しを毎日繰り返す。そうした「嘘と捏造」で固めたのが小沢氏の「政治とカネ」なる呪文だ。


 大手マスコミがこの国で何を企んでいるのか、国民は冷静に自分の頭脳で考えることだ。決してテレビのMCやコメンテータの意見が正しいと鵜呑みにしないことだ。戦前の国民が軍部の捏造情報をそのまま大本営発表としてタレ流したマスコミに誘導されたのは歴史が証明している。愚かな過ちを二度と繰り返さないことだ。


 


 国会が行政と司法の下請けに過ぎなくなったら、国民の願いは叶えられないままに税と負担金だけを搾り取られると覚悟しなければならない。それが嫌なら国会議員としての自覚も矜持も持たない国会議員を選挙で入れ替えるしかない。国民のために働く国会議員を真剣に選ぶために、自分たちの選挙区選出の国会議員が何をしているのか、目を離さずしっかりとウォッチングしなければならないし、国民にはその製造者責任がある。



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