「野良犬の喧嘩」とは何事だ。
小沢氏の検審会起訴を受けて、菅氏が小沢氏に自発的に離党を促すために首相官邸で会談した。そのことをみんなの党の渡辺氏が評して「野良犬の喧嘩」と言ったそうだ。
小沢氏を民主党から排除しようとする菅一派の策動が何を意味するのか考えもせず「野良犬の喧嘩」と評すとは、渡辺氏もその程度の考えしかないということなのだろう。
ネットでは小沢氏が日本を「普通の国」にするために命懸けで取り組んでいるのに対して、菅氏は民主党政権とは似ても似つかない米国隷属政権へ急旋回してしまった。その二人が会って話をしたのはそれなりに意味のあることで、いよいよ溝が深まったとみなければならない。
それを「野良犬の喧嘩」とは何事だ。官僚の神輿に乗った菅氏と、国民の立場から政治を行おうとしている小沢氏と対立するのは当然のことで、決して野良犬の喧嘩ではない。この国の政治状況の転換が行われるか否かの瀬戸際にある、と危機感を抱かない渡辺氏はその程度のポピュリズム政治家でしかない、と自ら表明したに過ぎない。