電波芸人の集いを見て。

 日曜日午後の「たかじんの…」という番組を久しぶりに視聴した。久し振りなのはカーボンコピーのような連中を集めて政治課題をお笑いにする態度が気に食わないから見なかっただけだ。


 


 番組後半で菅政権と菅氏を「国家破産へ向かっている」と散々扱き下ろしたついでに「小沢氏を番組に呼んで聞いたらどうか」と誰かがふった。すると辛坊なる司会者が「小沢はこうした番組には出ない。提灯持ちが持ち上げる番組にしか出ないし、そこでは聞いてはならない質問は一切出ない」と断言した。


 


 辛坊氏は先日小沢氏がニコ動に出演した際の質問者も提灯持ちに過ぎないというのだろうか。彼はどのような権限と確信的な事実を以て「提灯持ち」だと断定できるのだろうか。さらに「小沢氏の景気・経済政策は滅茶苦茶で、これまで当たったことはない」と言い切った。辛坊氏よ、よくよく首を洗って待っているが良い。小沢氏の何を読み、何を聞いてそうした確信を持ってテレビで断言できるのか、反対に聞きたい。


 


 その段落の最後に三宅某という政治評論家に「あなたが新党を立ち上げてこの国を改革したらよい」と持ち上げる始末だ。さすがに老評論家は自身を承知しているらしく「僕が新党を作ったって誰も来ませんよ」と言っていた。恐らくそうだろうと思われる。仮に辛坊氏が新党を作っても誰も来ないだろう。しかし小沢氏はこれまで新党を作っては壊してきた。それほど強烈な指導力と魅力があり、あなた方テレビ芸者とは格が違うことを認識することだ。


 


 人を批判するのも程々にしないと、誰かの走狗ではないかと人格を疑われてしまうだろう。それにしてもテレビ局の人事は摩訶不思議なものだといつも首を傾げる。政治記者がいつの間にかコメンテータになったり、司会者がいつの間にか論説委員になったりするのは、つまりテレビ局はその程度までも専門的な見識を有する者や識者が不足しているということなのだろうか。



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