小沢氏叩きをしてきたのは大手マスコミだ。

 ーー小沢氏の不動産購入や不透明な政治資金…、と論評にあるが、これこそ大手マスコミが流し続けている捏造した小沢疑惑のプロパガンダだ。


 まず、小沢氏の不動産購入とは何か。小沢氏が不動産を購入したのではなく、小沢氏が代表者たる「陸山会」が不動産を購入したのであって、人格のない団体は不動産登記の当事者たりえないので「小沢」名義で登記したまでだ。そのことは収支報告書と登記簿謄本から明快で疑惑は存在しない。


 次に政治資金が不透明だというのもいわれなき嫌疑で、政治資金規正法に詳細かつ明快に記載されていてる。そこに法令違反は微塵も窺えない。もし疑惑の欠片でもあれば検察当局が大喜びして立件しているだろうし、国税当局が脱税で追徴を課しているだろう。あなた自身の名誉のためにもあまり為にする論評は書かないことだ。


 


 ことほどさように、シタリ顔をした似非評論家が小沢氏の疑惑を蔓延させてきたし、今も「疑惑があるぞ」と事ごとに論評している。何という人権意識のなさだろうか。このようなことが今のこの国で起こり、そしてそれを梃にして愚かな首相が政局にして自らの失政を覆い隠そうとする。それを得たとばかりに新聞は書き立て、テレビはトップで深刻な顔をしたMCが深刻そうに伝える。


 笑い飛ばせば良い程度の、質の悪い楽屋裏の暴かれた茶番劇だということが分からないのだろうか。


 


 小沢氏に非があるとする人たちは具体的に小沢氏の非を因果関係と抵触する法令を指摘して挙げてもらいたい。東京地検特捜部にすらできなかったことが、決して誰にも出来はしない。なぜなら小沢氏に「非」とすべき事柄が何もないからだ。


 それでも大手マスコミや評論家がこぞって言っているではないか、というのなら戦前の日本で「鬼畜米英」と大手マスコミが煽り当代一流の評論家諸氏が「大東亜共栄圏」を絶賛していたのを忘れたのだろうか。国民はそうした論調と大手マスコミ報道により形成された世論に乗って「勝ち目のない」無謀な戦争へと突き進んだ。その背後には財閥と軍部がいたことは歴史が明らかにしている。


 


 菅氏と大手マスコミの背後に何がいるのか。指摘するまでもない。米国議会では基地移設予算を大幅に減額した。沖縄県民の総意による辺野古沖移設拒否の現状により、米国は早くも日米合意は実施困難と判断したのだ。しかし日本政府は辺野古沖移設の条件提示に沖縄へ菅首相が飛んだ。またしても「カネ」で沖縄県民の歓心を買おうというのだ。自民党政権が毎年100億円の別枠の沖縄振興補助金で歓心を買って納得させていたのを真似しようというのだ。沖縄県知事と県民も舐められたものだ。そしてそのような政策を首相に提示した官僚の程度の悪さには失望する。


 


 菅氏が戦う相手は小沢氏ではなかったはずだ。自民党が米国のポチに成り下がっていたのに対して、民主党は真の独立国家日本を目指そうとしていたのではなかったか。それが鳩山氏の「中国と米国と等距離外交」だったのではなかったか。それが普天間基地県外移設ではなかったか。しかし、突如として鳩山氏は「学習して」米軍海兵隊は沖縄に必要だ、と発言した。その前夜に何があったのか。今は闇の中に隠されているが、いつしか時間が真実の光を当てるだろう。その時に誰がうろたえ、誰の存在が輝くのか、国民は真実の歴史を知るだろう。


 


 しかし政治家はそうであってはならない。遠き高き灯りへ国民を導く使命がある。単に誰かのポチになるのなら、そのような政治家は必要ない。とっとと政界から退くべきだ。


 だから、菅氏に何度もこのブログで勧めている。一日も早く退陣しなさい。それがあなたの名誉を守り、歴史に汚点を残さない唯一の方法だと。日本の首相たるあなたに大手マスコミと一緒になって小沢氏を責め立てる資格はない。大手マスコミは歴史の使命を終えて今は静かに退場しようとしている。その最後のあがきをしているのだが、政治は国家と国民が存在する限り永遠に継続する。首相の座はあなた個人のものではない。しがみつくべきはあなた自身の名誉だ。



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