底の浅い策謀は止めよ。

 猿回しとサルを見ればどちらがリーダーか明確に分かる。サルの芸当が観客の拍手喝采を受けていても、実は猿回しが仕込んで操っていると分かった上で感心しているのだ。なぜなら演じているのが人ではなくサルだからだ。


 


 首相と官房長官は役職からいけば首相がリーダーで官房長官が操られる方だ。しかし菅政権では違うのではないかと見られている。


 いや官房長官が操っているのは首相だけではなく、法務大臣所管の検察や司法当局も手中に入れているのではないかと見られている。つまり現在のいわれなき小沢氏への「強制起訴」も官房長官が描いたストーリーではないかと勘繰られているのだ。なぜなら検審会議決が10月4日ではなく二十日も前の民主党代表選当日の議員投票前だったことだ。李下に冠を正さず、という諺があるが、官房長官は李下で冠を脱いだり被ったりしていると見られている。


 


 小沢氏が政倫審に出なければならない必然性は何だろうか。疾しいことがないなら出れば良い、とのたまう馬鹿がいる。その思考回路は「白黒は裁判でつければ良い」として強制起訴議決した幻の第五検審会そのものだ。「幻」と言ったのは検審会委員の名簿どころか議事録すら明かされない「第五検審会」は幻そのものだ。断じて民主的な機関ではなく、特定の者たちの特定の機関に過ぎず、民主主義の真反対に位置するものだ。速やかにマヤカシの機関は廃止されなければならない。


 いうまでもなく刑事裁判は白黒をつけるために開廷するのではない。それならゴマンと冤罪が出るだろう。「疑わしきは被告人の利益」というのが大原則だ。それを無視した第五検審会議決を日本の大手マスコミは批判しないどころか、鬼の首でも取ったかのように「小沢氏は強制起訴だ」と欣喜雀躍の大喜びを演じた。これが日本の世論を形成する大手マスコミの実態だ。


 


 官房長官はシタリ顔で政倫審へ出ろ、と小沢氏に言う資格があるのだろうか。あなたも弁護士資格をお持ちなら何が小沢氏の嫌疑なのか、法と証拠に依って検討した上で言っていると思うが、具体的に嫌疑を述べて「これを訊きたいと私も思う」と述べるのが筋だ。ユメユメ「政治とカネ」なぞという大手マスコミの小沢疑惑プロパガンダのスローガンを口にしないことだ。それが基本的人権に反する行為であり、名誉棄損に該当すると法律の専門家なら承知しているであろうが。



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