何も出来ないが面子だけにはこだわる男。

 内閣官房長官はいうまでもなく内閣の要として内閣広報官であると同時に各閣僚を取り纏める任務を担う。非常に重要な役目を担うわけだが、それかといって首相を差し置いてもいけない、かなり困難な自制を伴なう役職でもある。


 そうした職務は仙石氏には無理なようだ。一面での能力はあるが彼は自分が仕切り、仕切っていることに生き甲斐を持ち、ついには仕切っている内閣の主人公が自分だと勘違いするタイプのようだ。つまり彼が有しているのは一面の能力だけで、もう一面の自分を客観的に見る能力に欠けている。


 


 「私はあなたとは違うのです」と言った福田氏は首相としてはまだしも、官房長官としては類稀な傑出した存在だった。彼自身が言ったように「自分を客観的に見れるんです」といったタイプの冷静な人だった。仙石氏に求められるのはそうした冷静さで、一度は謝ったもののそのことで再び責められると怒りに任せて自分の立ち位置を忘れてしまう。


 


 人の弱点を突いて自分を有利な立場に補強する業は弁護士として重要な資質かも知れないが、人としては揚げ足取りの攻撃には強いが守勢に弱い性格が災いしているようだ。彼は攻められることに慣れてはいない。今後は各種委員会で攻められボロボロと失敗を繰り返して内閣の足を引っ張るだろう。そして自分が内閣の足を引っ張っているということに気付かない、気づいても直そうとはしないで瓦解へと導くだろう。


 


 さて、菅氏は何処まで仙石氏と道連れになるつもりなのだろうか。内閣の運命を託して、一緒に心中する覚悟を持ってしまっているのだろうか。年齢的にはいつ病気になって入院して療養してもおかしくない二人だ。仙石氏にはしばらく療養してもらう方が良いかも知れない。それも早い方が。



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