中国の横暴な領土拡張主義とは闘うべきだ。

 中国はかつて「覇権主義」という言葉で米国や日本を非難していた。それが今や中国が巨大化した経済と軍事力を背景に覇権主義国家へと変貌した。日本との東シナ海だけでなく、ベトナムやフィリピンやマレーシアなどと南シナ海でも領有権を島嶼部に関して強硬に主張し始めた。


 


 現在の非民主的な政治体制の中国にこれ以上国力をつけさせるのは危険だ。中国政府要人は中国民の機嫌を取り結びつつ自分たちの権益確保に狂奔している。年率9から10%という日本も経験したことのない超高度経済成長をここ10数年も続けている中国はあらゆる歪を国内に抱え込んでいる。日本の7から8%の高度経済成長でも国内に環境汚染や乱開発や不動産バブルなどの弊害を招いた。それらをバブル崩壊による金融不況という犠牲を払いながら克服して現在の低成長の安定的な社会へ移行してきた。しかし中国の高度経済成長の行き着く先は日本が経験した程度の金融不況にとどまらないであろうと容易に想像できる。


 


 中国は世界へあらゆる製品を労働安と元安を背景にタレ流している。世界は中国を世界の工場と持て囃し投資を集中してきたが、それは正しかっただろうか。世界の工場を中国に集中することはそれだけ中国政府の権限を強める作用も果たしてきたと反省しなければならないだろう。そして有り余る外貨を手にした中国は箍の外れた資源外交を強引に推進している。その強引さは暴れ牛のようだ。


 


 長年、中国民は平和の民として華僑として先進国に棲みつき中国に暮らす家族の生活を助けてきた。客家という一族の存在も知られているが、彼らは世界が平和でなければ外へ出て行くことは出来なかった。しかしそうした伝統を忘れたかのように中国は覇権主義国家に変貌して近隣諸国を威圧している。平和を乱す元凶になっているのだ。それが中国民の本来の姿だとは思わない。


 


 しかし現在の中国は世界の鼻摘み者になろうとしている。長年他国で平和に暮らしてきた中国民も肩身の狭い思いをしなければならなくなる。日本には「実るほど首を垂れる稲穂かな」という言葉がある。経済力で日本を追い抜いたと威張る前に、中国は偉大な先人に孔子がいることを思い出さなければならない。江戸時代、武士の学問としたのは孔子の教えだった。現在の日本人の精神構造の大きな柱に孔子の教えが組み込まれているのは否定できない。中国人も孔子の教えを改めて紐解くことだ。そうしなければ世界中から中国人は排除されることになるだろう



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