11人の第五検審会委員は議決に関して記者会見せよ。

 この国の何処にも暗部を残してはならない。特に人を公判の場へ引っ張り出す権限を持つ委員会が全くの秘密会で、しかも「市民」としつつその選考過程もメンバーも明らかにされていない。これほど恣意的なことはないし、日本が法治国家か検察ファッショ国家かの岐路に立っているといっても過言ではない。


 


 法と証拠に基づくのが法治国家の刑事訴訟だ。それが「市民感情」でやられては中世の魔女狩りと何ら変わりない。魔女狩りならまだしも良い。誰がそのバカげたリンチに加わったか明らかだが、日本の魔女狩りはそのメンバーすら明らかにされていない。すべては検察から出向した検審会事務局が握っている委員の人選にある。今回は平均年齢が30.9歳だったという。無作為に抽出して(当局は籤で決めたというが)平均年齢が30.9歳にはならないだろう。全くの作為がなかっとは言い切れない。


 


 しかも審議は補助員(と称する弁護士)選任から僅か一週間程度で終了したという。膨大な資料を読み込むには一月以上はかかるとされていたものが、である。検審会委員たちは缶詰めになって早朝から深夜まで証拠や調書や資料と取り組んで超人的に働いたのだろうか。そして杜撰な「意見の主旨」なるものを発表した。その文は誰が書いたのか、そして検審会委員はどの程度作文に関与したのか。そして議決を出すにあたってどの程度国家に対する影響力を考慮したのだろうか。


 純然たる法理論で判断したというのなら、検察官は不要といわざるを得ない。法律の専門家の公訴判断は素人の公訴判断よりも劣るとされたわけだ。こうした国家が法治国家といえるのだろうか。もう大して中国の人治国家ぶりを笑えなくなった。


 


 繰り返す。第五検審会委員は公開の場に出て選任から審議経過から検察当局のレクチャーから補助員の関与、そして議決の決定と意見主旨の文作成まで、会見で明らかにする義務がある。検察の衝立の陰に隠れて舌を出して「やったぜ」とほくそ笑むのはやめて、公開の場で国民の疑問に答えなければならない。あなた方にはその義務がある。



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