介護製品の改良と適正使用を。

 介護ベッドの転落防止柵の間に首を挟んで多発していると報じられ、併せて転落防止柵が簡単に外れて転落して老人が骨折する事故も多発している実態を報告したい。


 総合病院の整形外科老人病棟へ行ってみると良く分かることだが、なぜか要介護4前後の老人がベッドから転落して大腿骨を骨折している事例を多く見かける。


 


 介護製品があまり現場の意見を取り入れて改良されていると思えないのは車いすの重さにもあらわれている。ためしに健常な人も車椅子を持ち上げてみると良い。結構な重さなのに気づくだろう。しかも操作性能は到って悪い。ためしに乗って近所を散歩してみると良い。ちょっとした歩道の傾斜に車椅子は取られ、斜めに傾斜のある歩道をまっすぐに行こうと車椅子を維持するのはかなりの力を要する。だから車が乗り入れる凹みのある歩道では傾斜に引っ張られて車道へ引きずり出されそうになるのだ。


 


 介護現場で普通に使われているベッドがいかに重いもので操作性能が悪いか、ためしに介護現場であなたも一日ボランティアをやってみてもらいたい。すると一人でも有能な技術者がいれば必ず改良しようと志すはずだ。いや、英知を傾けで改良して欲しい。さらに介護現場で大変なのはベッドから車椅子や、車椅子から浴槽へと人を移す際に結局は人力で持ち上げるしかなく、多くの介護士が腰を痛めている現実を知るだろう。あなたが改良の意欲に燃えるひとなら、是非ともそうした介護の現場に携わる人たちの物理的な労苦から解放すべく英知を発揮して欲しい。


 


 電動車椅子で歩道や道を移動していて転倒して死亡する事故も多発している。小さにタイヤと高い重心。それに結構な重さの電動車椅子と諸事情から転倒した場合に瞬時に危険から逃れることもできず、電動車椅子の下敷きになって死亡するのだ。


 


 この国は技術大国でモノ造りでは世界に冠たる国家のはずだが、車椅子が劇的に改良されたと寡聞にしてそうしたニュースに長年接したことがない。福祉に関しては技術屋も儲からないと決めてかかって手を出さないのだろうか。危険を察知したら止まるような電動車椅子を安価に開発できないのだろうか。車椅子も長年モデルチェンジがされたと聞かないが、改良や改善の目が向けられることはないのだろうか。



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