街頭インタビューの町の声が必ずしも国民の声ではない。

 マスコミにより加工された報道にはいやというほど付き合わされてきた。特に小沢氏の場合は好意的な発言をすればカットされ、ステレオタイプの悪役イメージで回答すれば記事に使ってもらえていても、読者には分からない。


 同じような危うさが検証不可能な電話による聞き取り調査の世論と称するものにもつきまとう。誘導質問もありうるし、故意に回答の取捨選択をしていても読者や第三者には世論調査の合理性が検証不能なのだ。


 


 ためしにネット上の菅氏と小沢氏の支持率コンペを見てみると良い。圧倒的に小沢氏支持が優勢だ。例えば「内憂外患」のネット調査を見てもらいたい。大マスコミの新聞各社が実施した菅氏と小沢氏の支持率とどれほど乖離しているか、天と地ほどの開きがあるのには驚くほどだ。実際の生の数字に近いのがどちらかは論評するまでもないだろう。


 


 恣意的でないにしても、世論調査によって政治が左右される、もしくは影響されるのが好ましいことなのだろうか。たとえばNHKがこの八月に特集した各種偏向放送で国民の多くが「朝鮮併合は日本が半島を侵略した」と思ったとしても、歴史は当時の国際的に問題なく「併合」した事実に変わりない。単に多くの国民が扇動されても史料として日本が半島と半島の民族に果たした日本人による近代化の事実は消されない。それは客観的に証明されている真実に他ならないからだ。


 


 いかに大マスコミが新聞やテレビを総動員して悪人のイメージを国民に刷り込もうとも小沢氏の「政治とカネ」なるものが検察段階ではすでに「不起訴」として無罪判断されている。これこそが動かし難い真実だ。


 「疑惑」などという不確かな風聞に基づいて人を判断するよりも、これから菅氏と小沢氏の間で展開される政策論議を検討してどちらが首相に相応しいか判断すべきではないだろうか。


 


 さらにもう一言。円高や株安のさなかに民主党代表選でもないだろう、というのも的外れな批判だ。当初から定められている民主党規約によって任期満了となったため、民主的な手続きに従って代表を決めている。何ら批判されるようなことではないが、ただ菅氏が碌な円高対策もしないで一年生議員の囲い込みにうつつを抜かしていたのは批判されるべきだ。


 それにしても小沢氏が「厚顔無恥」とは言うに事かいて何と的外れな批判だろうか。碌に事実関係を調べもせずにマスコミや人の意見を受け売りすることが愚かなことだと思い至らなければならない。



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