風説に惑わされてはいけない。

 今世紀最大の風説はCo2の増加による温暖化だ。国際的なIPCCがそうだと結論を出したから正しいのだというのなら、ガリレオはどうだっただろうか。世界的なエコ利権に呑み込まれたCo2削減運動は実は巨額な排出権取引に過ぎないとの実態が明らかになっている。


 


 現在の地球は氷河期だそうだ。地球温度の上昇や下降は具体的に何が原因なのか解明できていないのが正解のようだ。なぜなら原始地球にはO2は存在せず、今よりも遥かにCo2が高濃度な世界だったと実証されている。Co2が温暖化効果のある気体だというのなら地球は右肩上がりに温暖化し続けて、ついには生物の棲めない灼熱地獄になっているはずではないだろうか。


 


 あやふやな事柄を盲信するのは少なくとも科学的な態度とはいえない。現代よりも平均気温が高かった時代が中世にあったことは実証されている。縄文時代が現代よりも温暖な時代だったのは品種改良のなかった稲作が青森のサンダイ丸山遺跡で稲作の遺構が発掘されていることから明らかだ。だから現代が当時と同じ程度に温暖化してもそれほど騒ぐことではない。地球規模で考えれば人類にとって住みやすいかどうかは大した問題ではないのだ。それよりも地球資源を大切にするという観点から論じるべきで、Co2排出基準を巡る兆円を超える金儲けと考えるのは止めることだ。


 


 同じように、このブログに小沢氏に関して「政治資金で三十数億円が…」といった書き込みをした人がいるが、不確かなことは言い触らさないことだ。小沢氏が本当にそれだけの政治資金を着服していれば当然国税の個人所得査察部が黙ってはいないし、検察は勢い込んで強制捜査を実施しているだろう。他愛ない無責任なマスコミの記事を鵜呑みにしないことだ。


 


 他にも小沢氏が「国賊」だとか「腹黒い」政治家だとかいった論評にすら値しないことを平気で公の場で意見開陳する人がいるが、人を非難する時には自分が名誉棄損で訴えられたらどうするかも考えての上でのことで、それだけの明確な根拠と覚悟を持って行うべきだろう。この国は表現の自由が保障されているが、同時に非難する相手の基本的人権を重んじなければならないのはいうまでもないことだ。


 


 何度でも繰り返すが、小沢氏は検察で「不起訴」とされている。法と証拠に基づく刑事訴訟法で、小沢氏は公判維持できるだけの法令違反と証拠がなかったということだ。それを以てこの国では「無罪」という。その人に対して「政治とカネ」の疑惑があるがごとく言う人は検察が手にした以上の証拠を手中にしっかりと掴んでいなければならない。そうした検察を超える証拠を握っていなければ無責任なことは言わないことだ、あなた自身の人格と見識が疑われることになる。


 


 思想信条は自由だし、それを表明するのも自由だ。しかし、それには相手の基本的人権を侵害しない、という大前提があることを忘れてはならない。根拠のない風説の流布は立派な犯罪を構成するし、相手から訴えられても仕方ないものだ。自由には責任がついてくることを忘れず、大人の自覚を持って評論することだ。



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